JICA海外協力隊の世界日記

心はいつも晴れ☀ in Uganda

Sports Day!

Mulenbe!(こんにちは)

先日、本校で「Sports Day」と呼ばれる学校行事が開催されました。体育が必修科目となって間もないウガンダで、このような行事が実施されていることに驚きと喜びを感じながらの参加となりました。今回は「Sports Day」について紹介します。

「Sports Day」という行事があり、陸上競技を実施することは前々から聞いてはいたのですが、詳細は分からないままでした。体育の授業でも練習させたいから早くプログラムが欲しいと再三お願いするも、作成中だと言われるばかりでモヤモヤする日々。ようやくプログラムが提案されたと思ったら、2日後に本番という強行スケジュールで当日を迎えました。

さて、Sports Dayの様子をいくつか紹介します。

1.競技種目が多いです。短・中・長距離走、走高跳、走幅跳、三段跳び、槍投げ、円盤投げ、砲丸投げ、リレーなど16種目が実施されました。そのため、終了時刻は夜8時でした。

2.開会式がありません。最初の種目は10,000mでしたが、ピーピーと笛を鳴らし出場者を集めるとすぐ「パンッ」と競技がスタートしました。

3.生徒たちは準備運動をしません。準備体操すらしません。それでも怪我をする生徒はいないそうです。

4.House対抗戦でした。Houseごとに男女2名ずつの代表選手が選出されましたが、重複して出場することも可能なため4~5種目に出場する生徒もいました。(Houseというのは縦割りのチームのようなものです。本校には6つのHouseがあります。ハリーポッターを思い浮かべてもらえるとわかり易いかもしれませんね。)

5.閉会式はあります。表彰式では、優勝したHouseにトロフィー、各種目の優勝者に桶・洗剤・食器・傘などの賞品が贈られました。

日本との違いを挙げればきりがありませんが、生徒たちが競技に取り組む姿は真剣そのものでした。自分の属するHouseの代表選手を力いっぱい応援する姿も頼もしく、体育に携わるものとして嬉しかったです。ただ…日本とは根本的に違うんだな、ということを強く感じました。Sports Dayには団体競技がありません。全員が参加するわけでもありません。練習もなく本番に臨みます。運動能力に優れた生徒がHouseの勝利のために、また自分の記録更新のために、競い合うイベントです。以前、生徒と話していたときに「Sports Dayには参加したことないわ。走り方を知らないもの。」と話していた意味がようやく理解できた気がしました。「結果がすべて」。そんな風に感じました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Wanyala naabi!(ありがとうございました)

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