JICA海外協力隊の世界日記

心はいつも晴れ☀ in Uganda

愛国心とは?

Mulenbe!(こんにちは)

先日4月1日、私の配属先であるナブマリハイスクールで、ある式典が行われました。今回はそれを紹介します。

この式典は「Patriotism」という活動の修了式にあたるものでした。
「Patriotism」とは「愛国心」を意味し、ウガンダではgovernment programとして今年入学したS1とS5の生徒を対象に実施されているそうです。自国の文化を理解したり、愛したりする目的で実施される活動ということで、式典には多くの来賓がいらっしゃいました。(写真は学校の周りを行進しているときの様子です。)

さて、この「Patriotism」の活動は、上級生が下級生に指導する形で2月末から開始されました。整列、行進、回れ右、休めなどの練習が、授業後から夕食までの時間(17:00~18:30)を利用して繰り返し行われました。日本の集団行動のようなものでしょうか。ただ、日本と大きく異なることは、指導者として軍から2名の方が派遣されたことです。式典が行われた週の月曜日、彼らを迎えて本格的な練習が始まりました。月曜日から金曜日の朝から晩まで、文字通り7:00~18:30くらいまで、生徒たちは炎天下の中で練習をしていました。号令に合わせた整列、行進、回れ右、休めの動きに加え、銃に見立てた棒の上げ下げの練習も行われていました。(本来なら2週間ほどかけて練習を行うそうですが、指導された方の都合で授業時間を割いて行われたようです。)ちなみに、号令は公用語の英語ではなく、スワヒリ語が使われていました。理由は諸説ありますが、スワヒリ語は東アフリカの共通言語だから、という人もいました。

自分の国について知ること、自分の国に誇りをもつことって大切ですよね。そして、その愛国心を育む方法も国によって様々だと改めて感じました。4月1日の式典では、総勢300名近くの生徒たちが一糸乱れぬ動きを披露していました。

ところで、ウガンダでは4月1日をフールズデイ(fool’s day)と呼んでいます。日本のエイプリルフール(April fool)と同様の意味です。呼び方は異なりますが、日本から遠く離れた土地で共通点が見つかるのは嬉しいものですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Wanyala naabi!(ありがとうございました)

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