JICA海外協力隊の世界日記

心はいつも晴れ☀ in Uganda

Election!

Mulenbe!(こんにちは)

ウガンダでは、2学期の終盤を迎えています。2学期はSports Day、Farewell party、House party、Study tourなどの学校行事に加え、MDD Competitionや各種スポーツ大会なども開催されます。本校では、1年で最も慌ただしい学期と言えるかもしれません。

先日、Election(選挙)が実施されました。ナブマリハイスクールでは、生徒会長にあたるHead prefect(男子)やHead girl(女子)、House(寮)の監督生であるHouse prefectなど、14にわたる役職が公示されました。立候補→演説→投票→結果発表という流れは日本と変わりないように思いますが、公示から選挙当日までが1週間もなかったので、あっという間に選挙が終了した感じがします。


では、選挙の様子について紹介します。
1.選挙は屋外で実施されました。本校には体育館などの大きな施設がないため、屋外にマイクやスピーカーを設置して演説が行われました。木陰は日差しを避けた生徒や先生方で溢れていました。
2.ウガンダの子どもたちは演説が上手です。どの候補者をみてもそう感じました。約850名の生徒たちを前にしても臆することなく堂々としていて、言葉も巧みです。演説を終え、ゆっくりと壇上を降りていく姿からは余裕すら感じました。
3.聴衆の生徒たちの反応はとても素直です。拍手や演説に対する反応などで、支持者が多いかどうかがすぐにわかります。立候補者を応援するために、「TEAM ○○○(名前)」と書いた色画用紙を高く掲げたり、横断幕を作ったりする生徒もいました。(下の写真はある候補者の応援団です。)
4.Head prefectとHead girlの演説は、特に盛り上がりました。それぞれ3人ずつの候補者がいましたが、担当の先生が名前を紹介しただけでも大きな歓声があがり、マイクを使っても声が通らないほどでした。演説内容に対する拍手や賛同の声なども驚くほどでした。
5.役職の中には、日本には馴染みのないTime Keeper(授業の開始・終わりを知らせるために鐘をならす役割)やEntertainment(休日のエンターテイメントの時間を取り仕切る役割)などもあります。そして、Entertainmentの候補者は、演説のときに音楽に合わせて踊るというパフォーマンスも必要とされていました。もちろん、会場は大いに盛り上がりました。
6.Houseごとに投票が行われました。候補者の名前が書かれた紙にチェックを入れる方式でした。
7.開票作業は先生方が行い、その日のうちに結果が発表されました。結果と合わせて得票数も発表され、当選者がわかるたびに会場は大きな歓声に包まれました。

選挙は1日がかりで行われ、無事に新役員が決定しました。彼らは1年を通じてその役職に携わることになります。彼らの活躍が楽しみですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Wanyala naabi!(ありがとうございました)

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