JICA海外協力隊の世界日記

スポーツでみんな笑顔に! inラオス

中間報告会 〜1年の振り返り〜

サバイディー!(=こんにちは!)

先日、ラオスJICA事務所で2018年度3次隊の中間報告会がありました。
慣れないプレゼンにとても緊張しましたが、無事に終えることができました(^ ^)
今日は、発表した内容を掻い摘んで書きたいと思います!

1年間通しての主な活動として、①練習計画と技術指導、②コンディショニングの指導、③大会への同行の大きく3つのことに取り組みました。

①練習計画と技術指導について

私が練習計画を一任するのではなく、同僚コーチが競技経験のある短距離・ハードルの計画を、私が跳躍種目の計画をして、お互いに共有と意見交換をするようにしています。


月や週の本質的な練習の流れ(強度やカテゴリー)をつくることで、効率的なトレーニングを実現する他に、生徒たちも感覚的・習慣的に練習計画の方法を身につけることを狙いにしています。これは、データや紙媒体が活用されにくい中で、卒業後にコーチがいない環境でも自立して練習ができるよう、また、将来の指導者として自身の経験を糧にして欲しいからです。練習の内容は、スキップ系や縄跳び、ミニハードルを中心に(これらが苦手な生徒が多いです)、重心移動やポジション、フォームの改善を目指しています。また、例えば「200m×6sets, セット間20分レスト)」というようなこれまでの練習から、「(300m+ウォークバック+150m)×3set, セット間15~20分レスト 」というようなセット走という練習を取り入れるようにしました。


指導方法は、一方的に指導するだけではなく、選手が「考えること」を大切にしてきました。発想力、対応力、分析力などの向上も目指したいと思っています。

②コンディショニングの指導

スポーツ栄養などに関する学校新聞を定期的に掲示しています。詳しくは、以前の記事(2019/10/23)で紹介しているので、ぜひご覧下さい!

③大会への同行

大会の同行では、選手へのフィードバックを大切にしています。レースの動画を撮り、それをもとに客観的な振り返りを一緒にするようにしています。この際も、選手に考えさせるような問いや「もっとここが改善したら、もっと記録が伸びるね!」というような将来の可能性を示唆するポジティブなアドバイスを意識しています。これにより、選手たちが結果だけに一喜一憂したり、マイナス思考になったりせず、適切な自己分析と次へのステップ、モチベーションに繋げて欲しいと思います。

そして・・・

この大会同行を通じて、チーム最大の課題が見つかることになります。
次回の記事で、その課題と解決策(失敗例) と根本的な課題の発見を書きたいと思います!

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