JICA海外協力隊の世界日記

スポーツでみんな笑顔に! inラオス

信じて待つこと

サバイディー! (=こんにちは!)

新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちは、任地を離れることになりました。一時帰国中ではありますが、ラオスのことをたくさんお伝えしたいと思うので、世界日記の更新をしています。

ラオスでも、学校が休校しており、地方から集まる生徒は帰省をしています。今は、各々でトレーニングができるよう、生徒とメッセージでのやり取りになります。また一緒に練習ができる日が待ち遠しいです。
今日は、「信じて待つ」ことについてのエピソードを書きたいと思います。

地面から反発をもらう感覚(弾む感覚)を身につけるトレーニングに、縄跳びを取り入れることにしました。
すると、生徒の一人が「やったことないから、できない。」「できないから、やらない。」と言い張り、取り組んでくれませんでした。「初めてだから、できなくて当然だよ。試しにやってみて。」「やってみないと、できるようにはならないよ。」と声をかけましたが、結局、その時に跳んでくれませんでした。

練習終わりに、どうしようかと考えていると、彼女が「ロープを貸して欲しい」とやってきました。
もちろん、貸しました。

すると、物陰に隠れて、縄跳びの練習をはじめたのです!声をかけようかと思いましたが、その時はそっと見守りました。しばらく、チームの練習中には跳んでくれませんでしたが、練習前や昼休みにも一人で練習をしていました。

私は、声をかけたいのを我慢して、彼女が自信を持ってみんなの前で見せてくれるのを待つことにしました。最初は連続で数回しか跳べませんでしたが、1ヶ月弱が経つ頃には、100回ほぼ連続で跳べるようになるまで成長しました。今は、二重跳びに挑戦中です!!

涙が出るほど彼女の頑張りが嬉しく、誇らしく思うのと同時に、選手を「信じて待つ」ことの大切さを実感した時でした(^^)

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