JICA海外協力隊の世界日記

スポーツでみんな笑顔に! inラオス

学校新聞②

サバイディー! (=こんにちは!)

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっており、私たちJICA海外協力隊は、任地を離れることになりました。 一時帰国中ではありますが、もっとラオスについて紹介したいことや溜めていたネタがたくさんあるので、世界日記の更新を継続していけたらと思います。

以前の記事(2019/10/23)で、学校新聞を作成している経緯や気をつけているポイントについて書きました。
今日は、その学校新聞の効果について書きたいと思います!

上の写真は、「たんぱく質とスポーツ選手」についての学校新聞です。

学校の生徒たちは、朝・昼・晩の三食を学校の食堂で食べます。しかしながら、成長期+運動をしている生徒たちにとって、それに見合うたんぱく質量ではありません。
学校食堂の食事の内容を変えていくことは、現状的になかなか難しく、時間もかかります。
そこで、多くの生徒が補食を買うのに利用している、学校敷地内にある小さな売店に目をつけました。

売店には、4畳ほどのスペースに、ドリンク類からスナック菓子、インスタントラーメン、パンなどがぎっしりあります。その他にも、簡単に調理できるラオス料理のタムフン(パパイヤサラダ)やドッグ(ソーセージやフィッシュボールに甘辛いタレをかけたおやつ)が注文でき、可能な範囲で具材のアレンジもしてもらえます。

新聞では、たんぱく質の役割や多く含む食品、必要な量とバランス、摂り方の工夫などに加え、売店を活用して簡単にたんぱく質を摂れる方法を紹介しました。

すると…

新聞を掲示後、時々見かけるだけだった卵が常時置かれるようになり、ゆで卵が大ヒットしました!!!正直、こんなに分かりやすく、目に見える形で効果が出ると思わなかったので驚きました。

今は、ゆで卵の作り置きは見なくなりましたが、卵は常時置いており、生徒たちは、インスタントラーメンやタムフンに卵を加えてくれています。また、パックの豆乳も積極的に飲んでくれています。(私の目線ですが、牛乳よりも豆乳が好きな生徒が多いようです!)

生徒が真剣に新聞を読んでくれているのを見かけると、作成し甲斐もあります(^^)
そして尚更、このような変化があると嬉しいですね!

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