JICA海外協力隊の世界日記

ランカカレーは一度に2回味わう

交流イベント~インクルーシブな地域を目指して~

特別支援学校の生徒と近所にある通常学校の生徒、地域にいる特別支援学校を必要としている子達の交流イベントを開催しました。

活動内容は野球・バトミントン・折り紙です。各スポーツや子ども関係を得意とする隊員たちに協力をお願いし、計画をたてました。

参加者は総勢50名ほどで、年齢や学校、地域をごちゃ混ぜにして3つのグループに分け、それぞれの活動を体験をしてもらいました。そして、最後にはヒンドゥーソングやスリランカの伝統音楽をスリランカ人も日本人もみんな一緒になって踊りました!

このイベントは①障害の有無に関わらず共に笑い合える場所をつくること。②3つの活動を通して、子どもたちの興味関心を広げること。を目標に企画をしました。

最初はお互いに恥ずかしがっていた子どもたちですが、活動を通して名前を呼んでみたり、様子をうかがって話しかけてみたりと、少しずつ関わり合っている姿が見られました。
全体を通して、子どもも大人も笑顔溢れる場面が多くあったように思います。

またスリランカでは、他の機関同士の連携が取りづらいという場面がありますが、今回のイベントでは、社会福祉省・教育省・現地NGO・JICAが一体となって活動できたのではと感じます。

これをきっかけに、日常生活で挨拶を交わしたり、地域の中でも関わりがもてるようになるといいなと思っています。そして、人と接することで自分を知り、それがその子の自信に繋がれたら本望です。

障害の有無に関わらず共に笑い合える場所をつくることは、日本にいるときから任国で実行したいと考えていました。
しかし長い期間、最初の一歩が踏み出せず、活動も上手くいかない時期がありました。そんなとき、同期隊員たちに相談し、背中を押してもらったことがきっかけで今回のイベントが実現できました。

多くの人たちの協力と温かい気遣いがあったからこそ、このイベントが開催できました。
本当にありがとうございました!

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