JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【42】なわとび、再始動!

アッサラーム アライクム!

時折、この日記に登場する「なわとび」の話題

ちょうど昨年の今頃から始まった、幼稚園でのなわとび練習を綴ってきました。

「なわとび奮闘記」では、全て一から、悪戦苦闘した1学期の様子を。
「続編」では、1学期の日々が、少し報われたような2学期の様子を。

「続編」の最後には、もしこれからもなわとびが続くのであれば、
完全に先生達が主導でできるようにしたいという熱い思いと、
入園してくる年中の子に一から教えなけばいけないのかというぼやきとを書いて、締めくくったのでした。


そして迎えた新年度の1学期
なわとびは・・・やる!しかも毎日!!

毎日やるというのは、先生からの意見ではなく、上の方(日本でいう教育委員会のようなところ)からのお達しのようです。
先生からの自発的な提案ではないので、嫌々やることになってしまわないかと不安でした。

でも、昨年度は週1回しか練習の時間を取れなくて(それさえなくなることもよくあった)、難しいと感じることも結構ありました。

きっかけは何であれ、毎日やることになったのなら、この機会を上手く使うしかありません!

どうなるのかと思っていたところ、幼稚園の年長組の先生から声をかけられました。

「なわとびをするんだけど、教え方が合っているか、見に来てくれない?
もちろん!!喜んで行きます!!

言われた時間に行ってみると、既に先生がなわとびの準備をしていました。
自分達でコーンを置いて、なわを置いて。

びっくり!嬉しい!感動!

そのあと、「ハルカがやってくれる?」と言われたけれど、ここで譲ってはダメだ!
「いやいや、あなた達がやるんだよ!!

せっかくの意欲が失われないように、次はこれだよと手順を教えつつ先生主導でやってもらいました。
子どもの跳び方はまだまだだけど、一年前のことを考えたら、すごく上手になっている

それからというもの、基本的に毎日なわとびの時間があります。

「ハルカがやって」と言われることはなくなり、先生達の教える手順もばっちり心感と安定感があります。

準備の様子を見てみると、子ども達も手伝っていて、私は何もすることがありません。(いいこと!)
昨年、せっせと一人で準備をしていたことを思い出し、よくやっていたわ・・・と思ったりしました。

EJSに入ったばかりの年中組はというと・・・

こちらも先生達だけで、進めてくれています。
私は見に行くつもり満々だけど、あまりタイミングが合わず。

たまに見れた時の様子は、まだまだその場でジャンプするだけという感じ。
昨年は、年中組も年長組もスタートラインが同じだったけど、今年度からはそうではなくなります。

さらに、練習の内容を見ても、私主導でやっていた時の内容からは、かなり削ぎ落とされています。
先生達が無理なく継続でき、子どもに合った内容を考えなければ・・・!

今年度も変わらず、試行錯誤の日々です。

そして嬉しい変化。
なわとびが先生達に少しずつ広がっている

これまでは見ているだけだったのが、子どもと一緒に跳んでくれる先生。

幼稚園の先生ではないけど、私できるよ!」と言って披露してくれる先生。

「小さい頃にやったことがあるから!」
と言っていて、残ってるもんなんだなと感心すると同時に、この子達にも何か残ればいいなあと思いました。

初めてやるという先生も。
何回かチャレンジして、跳べた時の嬉しそうな顔がいい
この表情のためにやってるんだなあと感じました。


こんな感じで、再始動したなわとび。
1学期が終わる1月まで、駆け抜けていきたいです!

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