JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【43】大なわにチャレンジ!

アッサラーム アライクム!

新年度から再始動、幼稚園で毎日練習しているなわとび
今回はタイトルの通り、「大なわ」のお話です。


ある日、年長組の先生から、「ハルカ!大なわをやりたいんだけど!」と言われました。

大なわに使える長いロープがあるのは、昨年から知っていたけれど、「大なわは少し難しいよね・・・」と思い、実際にやるのはもう少し先にしようと考えていました。

そんな中での先生からの言葉。

よくよく考えると、先生の方からやりたいことを言ってきてくれたのは、これが初めてだったように思います。

私もやりたいと思っていたので、そこに先生の気持ちも重なったら強い!!
もちろん!やってみよう!!

ひとまず、日本でいう「大波小波」のように、寄せて引いてとするなわをとぶことに。
かけ声は、「1・2・ジャンプ!!」 

簡単!と思いきや、苦戦する子どもたち

とぶタイミングがつかめず、なわが引いている時にとんでしまう子がほとんどです。
「1・2・・・ジャンプ」
余分に一拍入ってしまいます。

動いているなわをとびこえるというのは、私が思っている以上に難しいんだな。

なわを使わず、その場で「1・2・ジャンプ!1・2・ジャンプ!」
そのあとになわを使ってみると、さっきよりはいい感じ

長い目で見たら、少しずつとべるようになるよね・・・!?
少し心配になりつつも、子どもたちはとても楽しそうにとぶので、何より。

それから毎日、大なわの練習が始まりました。

なわの片方を柱にくくりつけ、もう片方を私が持って回したり、先生1人(幼稚園は常に2人体制)と私とで回したり、先生たちだけで回したり。

回しながら思ったのは、回す側の技術が大事だということ。

子どものジャンプに、こちら側が合わせるとばせてあげたい!!
(本当はとばせてあげてるんだけど)子どもは、とべた!という自信になり、少しずつ自分でとぶタイミングをつかめるように!

タイミングを計れる子が増えてきたので、2人で手を繋いでとぶこともしました。
「一緒にとぶ」というだけで、子どもたちはさらに楽しそう!!

ある日、いつも通りの大波小波の練習中。

体育のムハンマド先生がやって来ました。
どうしたんだろう?と思っていると、「大なわを一回転させてみようよ!」

大波小波ではなく、上からおりてくるなわをとばせようという提案でした。

「いやいや、まだこの子たちには難しいよ・・・」とは思ったものの、とりあえずやってみることに。

・・・案外上手くいった!!!

これには、私もびっくりです。
このとび方って、難しいんじゃないの・・・?

ムハンマドが、アラビア語で子ども達に説明してくれたのも大きかったです。
今年度から、EJSクエスナで働いている先生で、教えるのがとても上手

私は、なわを回す人の方向を見てとぶのがいいと思っていました。
でもムハンマドは、なわを背にして立ち、なわが目の前を通るようにするのがいいと言いました。

「おりてくるなわを見て、その場でジャンプするっていうのは、短なわでの前とびと同じだろ?」

確かに・・・!言われるまで気付かなかった!

ついつい自分の感覚だけを頼りにして、できるかどうかを判断したり、やる内容を決めたりしていたなあ、と反省。
やらせてみたら、意外とできる!!(こともある)

いい学びになり、さらに子どもたちとできることが増えた、嬉しい出来事でした。

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