JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【8】なわとび奮闘記 -起-

アッサラームアライクム!

私の活動先は、EJS(Egyptian Japanese School:エジプト日本学校)です。

「日本」と入っていますが、先生も子どももエジプト人。日本語の授業がある訳でもありません。

日本式の教育を取り入れている」という意味です。

幼稚園生(年中と年長)と小学生(1~6年生)がいます。

1学期は、10月~1月まで。

1学期が始まる時に、KG(幼稚園のこと)の先生から「KGの子に、なわとびを教えてほしい!」と言われました。

この先生は、日本の幼稚園を見に行ったことがあり、日本の子どもがなわとびに取り組む姿が印象的だったようです。

「さあ!なわとびを教えるぞ!」と意気込んだはいいものの、何から始めたらいい・・・?

日本のように、子どもが一人一本なわを持っている訳ではありません。

体育倉庫に、共用のなわがありましたが、使われている気配はありません。

なわとびって何?という様子の子どもたち。

私は日本で小学校教員をしていたので、なわとびの授業をしたことはあります。

しかし、保育園や幼稚園、または前学年でなわとびをしてきている子たちです。

一からなわとびを教える」という経験はありません。

また、日本では、冬になると毎日なわとびに取り組むことが多いですが、

今回私が任されたのは、各クラス週に1回、約30分の時間でした。

列に並ばせる、たったそれだけのことに一苦労です。

なわが当たらないように間隔を開けて並んでほしいだけなのに・・・

それでなくても小さな子たち、さらに私のつたないアラビア語

KGの先生に協力してもらうのですが、私の意図が伝わらないこともしばしば。

並ぶ場所の目印のために置いたコーンを動かす子。

ピンク色のコーンの前がいいと言って、取り合いをする子。

「なわとび以前の問題や、先は長そう・・・」予感は、大当たりします。

試行錯誤の日々の始まりです・・・!

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