2024/01/23 Tue
活動
【8】なわとび奮闘記 -起-
アッサラームアライクム!
私の活動先は、EJS(Egyptian Japanese School:エジプト日本学校)です。
「日本」と入っていますが、先生も子どももエジプト人。日本語の授業がある訳でもありません。
「日本式の教育を取り入れている」という意味です。
幼稚園生(年中と年長)と小学生(1~6年生)がいます。
1学期は、10月~1月まで。
1学期が始まる時に、KG(幼稚園のこと)の先生から「KGの子に、なわとびを教えてほしい!」と言われました。
この先生は、日本の幼稚園を見に行ったことがあり、日本の子どもがなわとびに取り組む姿が印象的だったようです。
「さあ!なわとびを教えるぞ!」と意気込んだはいいものの、何から始めたらいい・・・?
日本のように、子どもが一人一本なわを持っている訳ではありません。
体育倉庫に、共用のなわがありましたが、使われている気配はありません。
なわとびって何?という様子の子どもたち。
私は日本で小学校教員をしていたので、なわとびの授業をしたことはあります。
しかし、保育園や幼稚園、または前学年でなわとびをしてきている子たちです。
「一からなわとびを教える」という経験はありません。
また、日本では、冬になると毎日なわとびに取り組むことが多いですが、
今回私が任されたのは、各クラス週に1回、約30分の時間でした。
列に並ばせる、たったそれだけのことに一苦労です。
なわが当たらないように間隔を開けて並んでほしいだけなのに・・・
それでなくても小さな子たち、さらに私のつたないアラビア語。
KGの先生に協力してもらうのですが、私の意図が伝わらないこともしばしば。
並ぶ場所の目印のために置いたコーンを動かす子。
ピンク色のコーンの前がいいと言って、取り合いをする子。
「なわとび以前の問題や、先は長そう・・・」予感は、大当たりします。
試行錯誤の日々の始まりです・・・!
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