JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【40】モスクに「のぼって」みた!

アッサラーム アライクム!

イスラムの国エジプトでは、町のあちこちにモスクがあります。
モスクは、お祈りをする場所という役割の他に、お祈りの合図であるアザーンを流すという役割もあります。

お祈りは、どこでしてもいい(道端でもいい!よく見かける!)ので、どこにいても聞こえるように、アザーンの音はとても大きいです。

モスクは、観光ができるもの、ヒジャブや指定の服を身に着ければイスラム教徒でなくても入れるもの、地域にあるこじんまりしたもの(中に入ってみたいけど、さすがに気が引ける)などさまざま。

私もこれまでに何度か、モスクの中に入ったことがあります。(お祈りの時間以外で)
内装も細かな装飾がされていて、静かで落ち着く雰囲気、神聖な場所だということが分かる素敵な空間です。

モスクには「入る」ものですが・・・
最近、モスクに「のぼる」という体験をしました。

この日訪れたのは、カイロにある死者の町

なんだか不気味な感じがするかもしれませんが、全然そんなことはありません。
中世以降の権力者らの墓地数キロにわたって残っている地域です。

この地域に住んでいる人もいるし、世界遺産に登録されているモスクなどもあります。
翌日に任期満了で帰国する先輩と駆け込みで、世界遺産巡りをしようとやって来ました!

最初に訪れたのは、1ギニー紙幣のデザインにもなっているスルタン・カイトベイ・モスク
残念ながら扉が閉まっており、中には入れそうにない・・・

と諦めかけたところ・・・!
死者の町にある団体で活動をしている後輩隊員が知り合いに声をかけてくれ、何と開けてもらえることに!

ヒジャブを付ける必要はないようで、そのままの服装靴を脱いで中へ。
中に敷かれている絨毯はふかふかで、見ると掃除機をかけています。

すごい!と思いきや、「今日はこの辺りで催しがあるからです。掃除機かけているのなんて初めて見ました。」と後輩隊員。
なるほど、そういうことかと納得です。

モスクに入るといつも思いますが、本当に美しい
ステンドグラスも細かくて、鮮やか。
うっとりしていると、おじさんがやって来て「上までのぼってみるか?」

モスクの上って何?どういうこと?
よく分からないものの、面白そうだったので、靴を履いて指差された階段をのぼってみることに。

階段の先は、屋上のようになっていてびっくり!

普段、道から見上げている
ドームミナレット(アザーンを流す塔)間近にあって、とても不思議な気分になりました。

さらに、窓だとと思っていたものが、さっき見たステンドグラスだと分かって、またまたびっくり!
光が入る外側から見ることができるなんて!

さっきまで自分が立っていた道路を見下ろせて、モスクにのぼっているんだなあと実感。

これだけでも十分、貴重な体験ができたと喜んでいたのですが!

さらにミナレットにのぼることもできそう!
これは、のぼってみるしかありません!!(次回へ続く)

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