2014/12/10 Wed
活動
キャッサバ工場へ行ってきました
私の任務は廃棄物処理。ランプン州で盛んな農産加工業から排出されるバイオマス系の廃棄物を、「ゴミ」扱いするのではなく、エネルギーや工業原料などに変換して有効に利用するための研究開発をお手伝いする。簡単に説明するとこんな感じです。配属先はインドネシア工業省傘下の工業研究・標準化センターバンダルランプン支所、毎日同僚の車で片道30分ほど掛けて通勤しています。仕事の一環として、当地の加工工場で廃棄物がどのように扱われているか調査する必要があります。先日はイモの一種キャッサバからデンプン(タピオカ)を生産する工場に行ってきました。敷地に入った途端、目の前にキャッサバの山!初めて見ました(写真1)。
キャッサバを加工して精製すると真っ白なタピオカデンプンが取れます(写真2)。これを袋詰めにして食品用に出荷されますが、その製造過程で屑デンプンや繊維状物質、デンプン混じりの廃液(排水)などが出てきます。その一部は家畜用飼料やエネルギー源(バイオガス)などに利用されていますが、こうした工場訪問を通して更なる有効な利用方法がないか調査しています。写真3のキャッサバの皮も未利用バイオマスのひとつです。こうした調査をキャッサバやサトウキビ、オイルパームなどの加工工場に対して行ない、廃棄物に関する問題を抽出することが求められています。
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