JICA海外協力隊の世界日記

みんなの知らないインドネシア~スマトラ島・バンダルランプン~

Way Kambas国立公園

ランプン州の観光地紹介その1です。昨年11月27日の記事で紹介したように、バンダルランプンは「象の街」と呼ばれています。その愛称の由縁となっているのがWay Kambas国立公園・象保護センターです。場所はバンダルランプンの北東約110km、車でおよそ2時間の距離にあります。公園自体は1,260平方キロと広大ですが、入口近くにあるトレーニングセンターでは写真1~2のように象がトレーナーに連れられて散歩をしたり水浴びをしたりする姿を見ることができます。また、象の背中に乗って散歩を楽しむこともできます。

ここにいる象はやや小振りのアジア象、センター全体に200~300頭がいるそうです。元々スマトラ島はスマトラゾウの棲息地ですが、近年の森林伐採や農地・プランテーション開発などにより急速にその数を減らしています。昨年の報告ではすでに2,000頭を下回っており、「近絶滅亜種」に指定されています(WWF)。経済発展に繋がる開発と自然環境の保全との両立の難しさ、それがこの地に凝縮されている思いがします。

なお、このWay Kambas国立公園にはほかにスマトラサイの保護区を訪ねたり、川下り+トレッキングのできるツアーなどもあるようです。そちらも今後訪れる機会があれば報告しますので、乞うご期待!

(写真3)かわいい子象もいます。

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