JICA海外協力隊の世界日記

きらきらひかるペルーの星よ

インカ帝国の星座

私の活動目標の1つは、「プラネタリウムと日本の友好関係を維持する」です。職場としては、今後日本人観光客にも来てもらえるようなプラネタリウムにしたいそうです。多くのJICA関係者は来ていただいていますが、日本人観光客は0人です。

今プラネタリウムで上映している番組は、ペルー(南半球)から見た「冬の星座」と「夏の星座」の2つしかありません。プラネタリウムの魅力は、居ない場所・違う時間の星空を見ることです。日本のプラネタリウムでは”南半球の星空”と題した番組が多く公開されています。

そのため、今のプラネタリウムのままだと、全く日本人観光客の集客が見込めない状態です。わざわざペルーに行って、南半球から見た星空を、理解できないスペイン語で見るの?という状態です。ペルーらしい、ペルーでしか見れない、という個性をどうにかして出さなければなりません。

ペルーは、マチュピチュを代表するように、かつてインカ帝国が栄えていました。よくよく調べてみるとインカ帝国の星座は、ひと味違いました。

星座と言えば、明るく光っている星を繋げて動物や物などに例えますよね。しかし、インカの星座は天の川の暗いところを動物や物などに例えていました。写真は、アンデス地方の動物・リャマと猟師です。

このインカの星座を番組にしたら、日本人観光客はもちろんペルー人も絶対興味を持つ!と思い、職場の方と協力して番組を制作していました。あと音楽をのせるところで、なんと新型コロナウイルスの影響で日本に一時帰国となりました。この番組の仕上がりを見届けることができず、残念で仕方ありません。

新型コロナウイルスが落ち着いたら、ぜひインカの星座をみにプラネタリウムに行ってみてください!私はもちろん行きます。

最後までお読みいただきありがとうございます。次回もお楽しみに。Chao!

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