JICA海外協力隊の世界日記

走思走愛

ラオス国体に向けて

前回もお伝えしましたが、もうすぐラオス国体が開かれます。

3年に一度の国を挙げての大会となるため、多くの選手がこの大会を目標にして練習しています。

国体の種目は全25種目。

「陸上競技」、「サッカー」、「バレーボール」(海はありませんがなぜかビーチバレーもあります)などはお馴染みですが、「柔道」や「空手道」など日本の武道も種目としてあります。

また、「ペタンク」や「セパタクロー」などもあります。これらは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、東南アジアでは広く普及しているスポーツです。

国体は日本と同じように基本的には県対抗で行われます。

ですがラオスの場合、県代表に加え警察チームや軍隊チームなども参加するんです!

種目によっては圧倒的な強さを見せるようで、今回の一番のライバルになりそうです。

サワンナケートの陸上競技の場合、国体のような大きな大会が近づくと競技場で合宿練習が行われます。

普段はバラバラに練習している選手を、一斉に県都へ呼び集めるのです。

そうして集められた選手は1ヶ月以上の強化合宿練習を経て大会へ望みます。

合宿期間中の練習は毎日朝6時からのと夕方4時からの二部練習を週6日間で行います。

もちろん選手と言えども、プロではないので普段は普通の学生や社会人。

合宿期間中ももちろん学校へ行ったり、会社へ行ったりします。

さらに合宿期間中はここで掃除、洗濯、食事の準備など全て自分たちで行います。

練習・通学(通勤)・練習と毎日1ヶ月以上。非常にタフですよね。

最後に、陸上競技の選手たちと一緒に地元で一番高名なお寺で必勝祈願をしました。

ラオス国民の多くは敬虔な仏教徒。

今回に限らず何かあるとこのように仏塔や仏像の御前でお祈りをします。

ラオスの仏様はラオス語しか聞き入れてくれないということで、自分もラオス語で祈りを込めました。

選手たちに勝ってほしいという気持ちはもちろんありますが、それよりも彼らが彼ら自身の走りができますようにと強く願いました。

次回はラオスの国体の様子をお伝えしたいと思います!

では。

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