2015/08/26 Wed
活動
僕が考える学校花壇の可能性


みなさん、こんにちは。
以前の記事でも紹介しているとおり、
僕は配属先の中学校で花壇を作っています。
そのため、2日に1回は↑上の写真のような水やり
(じょうろは使わず、ホースから直接水やり)
をしているのですが、
水やりをしていると、その水を求めて鳥たちがやってきます。


こんなふうに。。。
(この鳥はスズメくらいの大きさで、よく雌雄ペアで行動していて、
なかなか可愛いらしく微笑ましい鳥です。
おそらくですが、オスが赤色、メスが灰色です。)
そんな鳥たちを見ていて、
今日はふと、
「鳥たちのためにはなってるかもしれない、
けど、人々のためにはなってるのだろか?」
と疑問になりました。
そこで、今回は、
僕が考える学校花壇の可能性
について書いてみます。
可能性は3つあります。
まず一つ目は、
①環境教育・栽培教育ができる
写真にも示した通り、
植物の周りでは、鳥をはじめ多くの生命が育まれていますし、
エネルギー(有機物)の生産者である植物は
生態系において欠かせない存在です。
また、生態系や植物の構造・成長条件は、
ジブチの教科書にも記載されていますし、
植物を栽培することによって、
継続する力や命の尊さを学ぶことができると思います。
続いて二つ目は、
②校内環境が向上する
基本的に緑(植物)は水のあるところで育まれるため、
元来、人類は水と緑(植物)のある場所で
暮らしてきたのではないかと思います。
また、
緑色には気持ちを穏やかにし、心をリラックスさせる効果がある
というのは、知られた話ではないでしょうか。
そして、綺麗な花は心を綺麗にしてくれます。
(なんか乙女チックですみません…)
整備された庭や校内・職場内の緑や花は、
緑(色)が絶対的に少ないジブチにおいて、
大きな可能性をもつのではないかと思います。
最後に三つ目は、
③自分磨きができる
①の内容と重なる部分がありますが、
今まさに、僕自身が栽培教育をうけているという状況です。
●植物が少しずつ成長する姿を楽しむ気持ち
●水やりをしなければと自分を責める気持ち
●綺麗に咲いた花を愛でる気持ち
いろんな感性が磨かれ、
いろんなことを考えさせられます。
また、
花壇をつくり、植物を育てることで、
僕は、庭づくりが好きなんだと気づくことができました。
おかげさまで、日本に帰ってから待っている、
お寺の庭の手入れも楽しみながらできそうです。


植物を育てることも、人間を育てることも、
大きく言えば、命を育むこと。
ジブチで花を咲かせるのは日本よりも難しいかもしれませんし、
花を咲かせることのできる種は限られているのかもしれません。
それに、僕がジブチの子どもたちや先生方に対して
注ぐことのできる水はものすごく少ないかもしれません。けど、
きっと「0 ℓ ではない」。
1滴でも1mℓでも、
「花を咲かせるためのお役に立てたら幸いだな」
と思った一日でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
では、またです!
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