JICA海外協力隊の世界日記

アツい暑いジブチ -理系坊主のブログ-

日本人の管理能力の高さ

みなさん、こんにちは。

ジブチの中学校は今日(9月15日)から新学期、

ということで、

僕も今日から配属先のFUKUZAWA中学校での活動を開始しました。

僕の中では、「新学期⇒入学式」

という固定観念があるのですが、

FUKUZAWA中学校には、入学式はありません。

その代わりというか、なんというか、

「名前を呼ばれた生徒が校門をくぐる」

というイベント的なのがあります。

その様子がこちらです。↓

去年の同じ時期、

「これぞカルチャーショック!!」

という感じで、ものすごい衝撃を受けたのを覚えていますが、

一年間ジブチで過ごしたこともあって、

今回は少し冷静に考えている自分がいました。

そもそも、この「校門をくぐるイベント」は、

①クラス順に1人ずつ生徒の名前を呼び、

②生徒を1クラスごとに分け、

③1クラスずつ生徒を教室へ移動させ、

④担任の先生が時間割や注意事項を伝えるため

にしていることです。

時間割や注意事項を伝えるために、

7時30分から9時ごろまで、1時間半

ひたすら、新入生約700名の名前を1人ずつ呼ぶ…。

「なんでそんな効率が悪いことするの?」

素直に疑問を抱くのが自然かなと思います。

そんなこんなで、

なぜ日本人は上手に組織で動けるのだろうか?」

と思い、日本人のマネジメント力の高さについて考えました。

僕の考えた理由は3つです。

①農耕民族である

農耕民族は、

毎年、隣の家や畑と協働して農作業をしていたため、

組織として活動することや先を読んで計画的に動くことができる

と考えることができるかと思います。

それが日本人の国民性の代名詞

「勤勉」

に繋がっているように思います。

そして、農耕ができる気候(過ごしやすい気候)というのも、

人を動かしたり組織を運営したりする上で大事だと思います。

(ジブチは暑すぎて農耕はめちゃめちゃ頑張らないと不可能です。)

②教育の質が高い

小学校の入学式の段階で、

誰かの話をじっと座って聞くことができる

これは、ものすごいことなんだと、

ジブチで痛感しています。

この教育の質の高さは、学校教育だけでなく

家庭でのしつけ地域コミュニティからの影響など

もあるのだろうと思います。

江戸時代から現在まで、

国民の識字率が抜群に高いのは、

日本の誇るべきことではないでしょうか。

③伝統的な歴史がある

ジブチでは、

日常言語はソマリ語もしくはアファール語、

公用言語(学校で使われる言語)はフランス語とアラビア語

という、めちゃくちゃちぐはぐした言語環境になっています。

一方日本では、

日本語さえできれば全く困ることはない

と言っていいと思います。

「英語が必要だ」と言われてはいますが、

正直、日本での私生活で英語を必要とした機会は皆無です。

それくらい、日本語という言語が確立されていて、

日本語を基盤とした文化も幅広く、

世界でも類を見ないほど独立し洗礼された文化を持っている

と言えるのではないでしょうか。

以上、日本という国を褒めまくった記事になりましたが、

僕はジブチに来て、途上国の現状や海外からの反応を見ることで、

褒めちぎれるくらい、

日本と言う国に対して自信を持てるようになりました。

そして、日本人であることに誇りを持てるようになりました。

こうして、日本語で記事を書けていること、

それが誰かに伝わると思えること。

それを読んでくれる人がいること。

「有難う」の気持ちでいっぱいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

では、またです!

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