2015/09/16 Wed
活動
日本人の管理能力の高さ
みなさん、こんにちは。
ジブチの中学校は今日(9月15日)から新学期、
ということで、
僕も今日から配属先のFUKUZAWA中学校での活動を開始しました。
僕の中では、「新学期⇒入学式」
という固定観念があるのですが、
FUKUZAWA中学校には、入学式はありません。
その代わりというか、なんというか、
「名前を呼ばれた生徒が校門をくぐる」
というイベント的なのがあります。
その様子がこちらです。↓


去年の同じ時期、
「これぞカルチャーショック!!」
という感じで、ものすごい衝撃を受けたのを覚えていますが、
一年間ジブチで過ごしたこともあって、
今回は少し冷静に考えている自分がいました。
そもそも、この「校門をくぐるイベント」は、
①クラス順に1人ずつ生徒の名前を呼び、
②生徒を1クラスごとに分け、
③1クラスずつ生徒を教室へ移動させ、
④担任の先生が時間割や注意事項を伝えるため
にしていることです。
時間割や注意事項を伝えるために、
7時30分から9時ごろまで、1時間半、
ひたすら、新入生約700名の名前を1人ずつ呼ぶ…。
「なんでそんな効率が悪いことするの?」
素直に疑問を抱くのが自然かなと思います。
そんなこんなで、
「なぜ日本人は上手に組織で動けるのだろうか?」
と思い、日本人のマネジメント力の高さについて考えました。
僕の考えた理由は3つです。
①農耕民族である
農耕民族は、
毎年、隣の家や畑と協働して農作業をしていたため、
組織として活動することや先を読んで計画的に動くことができる
と考えることができるかと思います。
それが日本人の国民性の代名詞
「勤勉」
に繋がっているように思います。
そして、農耕ができる気候(過ごしやすい気候)というのも、
人を動かしたり組織を運営したりする上で大事だと思います。
(ジブチは暑すぎて農耕はめちゃめちゃ頑張らないと不可能です。)
②教育の質が高い
小学校の入学式の段階で、
「誰かの話をじっと座って聞くことができる」
これは、ものすごいことなんだと、
ジブチで痛感しています。
この教育の質の高さは、学校教育だけでなく
家庭でのしつけや地域コミュニティからの影響など
もあるのだろうと思います。
江戸時代から現在まで、
国民の識字率が抜群に高いのは、
日本の誇るべきことではないでしょうか。
③伝統的な歴史がある
ジブチでは、
日常言語はソマリ語もしくはアファール語、
公用言語(学校で使われる言語)はフランス語とアラビア語
という、めちゃくちゃちぐはぐした言語環境になっています。
一方日本では、
日本語さえできれば全く困ることはない
と言っていいと思います。
「英語が必要だ」と言われてはいますが、
正直、日本での私生活で英語を必要とした機会は皆無です。
それくらい、日本語という言語が確立されていて、
日本語を基盤とした文化も幅広く、
世界でも類を見ないほど独立し洗礼された文化を持っている
と言えるのではないでしょうか。
以上、日本という国を褒めまくった記事になりましたが、
僕はジブチに来て、途上国の現状や海外からの反応を見ることで、
褒めちぎれるくらい、
日本と言う国に対して自信を持てるようになりました。
そして、日本人であることに誇りを持てるようになりました。
こうして、日本語で記事を書けていること、
それが誰かに伝わると思えること。
それを読んでくれる人がいること。
「有難う」の気持ちでいっぱいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
では、またです!
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