2016/06/28 Tue
紹介
104週間
みなさん、こんにちは。
1年半執筆させていただいた僕のブログも今回で最後です。
次回からは、家政・生活改善が職種の
河島優子隊員がジブチの担当となりますので、
今後とも、
世界一暑いジブチの世界日記
をよろしくお願いします。
タイトルのとおり、僕は
104週間(2年間)
青年海外協力隊員としてジブチで活動をしました。
「2年間」ではなく「104週間」と書いたのは、
僕が一神教を信じているからではなく、
この2年間のキーワードにしたいからです。
いつも通り、大きく3つ書きます。
まず、1点目は、
①事物の螺旋的発展の法則
(例えば、手紙が形を変えてメールとなりチャットとなってきたように)
~古く懐かしいものが1ステップ上にあがって復活する~
ヘーゲルという方が唱えた法則だそうです。
この法則は、物事だけでなく人間の成長にも言えるのではないか
と僕は思っています。
人間の成長は螺旋階段のように、
上から見るとずっと同じようにグルグル回っているように見えるが、
横からみると着実に上に登っている。
ジブチに来て、スタートラインから走り始めた自分と
走ったり歩いたり立ち止まったりして、104周回りきった自分、
振り返ると少しばかりは成長した自分に気付かされます。
ほんっとうに貴重で有意義な104週(周)間を過ごすことができました。
支えてくださった方々に心から感謝しています。
そして、また新たなスタートラインから走り始めれたらと思っています。
②円(まる)く軸のある人間
僕は1992年1月31日(金)に生まれました。
生まれてから今まで
1273週間が経とうとしています。
曲がりなりにも、それだけの間、
命をつないで、螺旋階段を登り続けているのだと思います。
しかし、まだまだ人間として歪んでいて、
軸も通っていない、未熟者です。
軸がブレれば円くはなれないでしょうし、
円くなければ軸があっても美しくはないと思います。
だからこそ、上へ上へと一直線に伸びる螺旋階段のように、
上から見ると綺麗な円で、
軸の通った坊主を目指すべきだと感じています。
③向上心
104周走る前の自分が、ジブチに来たときの感情の一つに、
「自分よりも貧しい人を助けたい、救いたい」
という気持ちがありました。
今振り返っても、その気持ちは素晴らしい志だと思いますし、
心の中にずっと留めておきたい大切な感情だと思っています。
しかし、104週(周)間
無力感・エゴイズム・劣等感・自己顕示欲・勝手な正義感など、
嫌な自分を見つめ続けたことで、
今の僕は、
誰かを助けたり、救えたりできるような人間ではない
ということ自分で気づきました。
周りの方々に支えられっぱなしで、
結局、最初から最後まで
現地の方々、日本人の方々から学ぶことばかりでした。
でも、いつの日か、必ず、僕は誰かの力になれる、
世のため人のために自分の命を使える人間になります。
そのために、僕は螺旋階段を全力で登り続ける向上心を持ち続けます。
日本に帰ったら、坊主になります。
課題先進国と呼ばれる日本において、
日本仏教は変わらなければならない
と心から思います。
目まぐるしい時代の変化に対応しながら、
大切なものを失わないように、
上へ上へ、前向きに精進していきます!
最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました。
では!
P.S.今回の記事のことは、
配属先の花壇へ水やりをした後、
ホースで螺旋をつくりながらいつも考えていました。
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