JICA海外協力隊の世界日記

アツい暑いジブチ -理系坊主のブログ-

「ジブチ」という国

みなさん、こんにちは。

今回は、僕の派遣国である「ジブチ」の紹介をします。

人口:約90万人

面積:約23,200km2(四国より少し大きい)

公用語:アラビア語・フランス語

宗教:イスラム教(94%)

首都:ジブチ(シンガポールやバチカンと同じく、国名=首都名)

(↑これらの情報は、外務省のHPに掲載されていますので、

興味のある方は是非ご覧ください。)

っというのが基本情報です。

続いて、僕が紹介したいジブチのアピールポイント3つ

①「暑い」

ジブチは世界一暑い国と言われています。

僕は夏真っ盛りの7月にジブチにやって来たのですが、

「夏場のジブチは人類の住むところではない」

心底そう思いました。

なんせ、最高気温は40℃超え、最低気温でさえ30℃を切らない

あの頃は、

「外出する=灼熱地獄で忍耐修行」

の毎日でした。

きっとこれで暑さには滅法強い坊主になれます。

しかし、10月ごろからだんだん涼しくなってきて

(ここのところ最高気温は約30℃、最低気温は約25℃)

今となっては、あの頃の暑さが少し恋しいです。

ホントおかしなもんです…苦笑

続いてのアピールポイント、

②「ある麻薬が合法」

これはマイナスなアピールかもしれませんが、

ジブチでは、Khat(チャットもしくはカット)という麻薬が合法です。

昼夜を問わず、いたるところでこの葉っぱの麻薬を口に含んでいる様子を目にします。

『これを噛んでいると、すべてのものがオレのもののように思えるんだ。』 By 使用者

これはすなわち、

この麻薬の葉を噛むとみんなドラえもんのジャイアンのようになるということ、

だからジブチはジャイアンだらけで危ない、

っと僕には思えるのですが、

5か月近くここに住んでいても、

ジブチで大きな事故や事件をほとんど見かけません

そのことから言えるのは、麻薬が合法であろうとも犯罪が起こりにくい、

ゆるりとしたジブチ人の良さがあるということではないかと思います。

ただ、この合法麻薬には、

●国民の目を政治へと向けさせないため。

●政府が麻薬収益の一部を握っている。

など、かなりいわくつきで、

決して許せるものではないと僕は思っています。

そして最後のアピールポイント、

③「文化に統一感がない」

●1977年までフランスの植民地であった。

●海を挟んで向こう側は中東である。

●イスラム教徒であるが比較的信仰が緩い。

●貿易を主産業としているため、海外との交流が多い。

おそらく以上のような理由から、

言語・音楽などの文化に全く統一感がないです。

言語に関しては、主に4か国語(アラビア語・フランス語・ソマリ語・アファール語)が話されていて、それ以外にも、英語・アムハラ語・オロモ語など。

日本では99%日本語・1%英語だった僕の頭の中はいつもしっちゃかめっちゃかです。

音楽に関しては、もうこれまでに聴いたことない、ほんとによくわからん音楽です。

僕は今のところ全然好きではないんですけど、

YouTube で “djibouti music” で検索すれば聞けるので、

興味がある方はぜひ。

「①暑い」「②麻薬あり」「③統一感なし」

これだけ見ると、とんでもねぇ国ですけど、

初海外がジブチの僕にとって、

国の特色を全面に感じさせてくれるジブチは、

自分の考え方を素直な気持ちで見つめさせてくれる素敵な場所です。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

では、またです!

写真①:google earth で見たジブチ

(恐竜の顔に見えるのは僕だけでしょうか。)

写真②:ジブチで見た太陽

(日差しが攻撃してくる。)

写真③:khat(チャット/カット)売り場

(だいたい同じくらいの量なのに値段が全然違う!ゆるっ。笑)

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