JICA海外協力隊の世界日記

タイはよかとこっタイ!

<第15回>第2回多職種カンファレンスと嬉しい提案

サワディーカップ(こんにちは)。

いきなりですが、なんと・・・

第2回目の多職種カンファレンスが実現しました!!

※はじめての多職種カンファレンスの様子は<第12回>の記事に書いているので、そちらをご参照ください。

1度きりで終わるかなぁと思っていましたが、スタッフからの要望により、第2回目の開催が決定し、同僚の作業療法士さん・看護師さんの協力の下で、無事に開催する運びとなりました。

今回もICFを使用して情報共有を図った後は、実際に患者さんに来てもらい、これからの目標を話し合うことができ、とても有意義なカンファレンスとなりました。患者さんも嬉しそうで、私も非常に嬉しかった。少しずつ、少しずつですが、施設内で多職種間の情報共有を活発化しして、患者さんのリハビリテーションに役立てていきたいと考えています。第3回目も実施予定です。

嬉しいついでにもう一つ。

理学療法士の同僚が素敵な取り組みを提案してくれました!!

このハートには患者さんに以下の3点を書いてもらい、掲示したいとのこと

1、将来の目標(身体機能ではない、生活や仕事についての目標)

2、目標達成のために何をしたらよいか

3、この施設に来て感じたこと

理学療法士の同僚がわざわざ「ここには身体機能ではない生活や仕事の目標を書くんだ!」って私に説明してきたことに、感動と嬉しいやらなんやら。

私がここに来てすぐの頃、理学療法士は患者の身体機能に非常に固執している印象があり、患者の生活については全く把握していない印象がありました(あくまで印象です)。病気やケガをすると、身体機能はある一定レベルより良くならないことも多くあります。では、身体機能が良くならないから、患者さんの目標や希望はすべて達成できないのか?

違うと思います。

目標達成のためには、身体機能の向上だけではなく、生活スキルの練習や環境面の調整など、多くの方法があります。私たち理学療法士もそこにしっかり目を向けて課題に取り組んでいくことが必要だと私は思っています。

「私たち理学療法士は身体機能だけではなく、患者さんの生活を見ないといけないんだ!最終的には患者さんの生活がより良くなることが目標なんだ!」と1年間ずっと同僚と話し合ってきた内容だったので、それをきちんと同僚と共有できていたような気がして、非常に嬉しかったのです。

私の話に一生懸命耳を傾けてくれて、少しでも私の話を理解しよう、考え方を理解しようとしてくれる同僚たちに感謝です。明日から素敵な同僚たちと患者さんのために頑張ろうって改めて思いました。

今回は以上です。

引き続き、よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただき、コーップクンカップ(ありがとうございました)。

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