JICA海外協力隊の世界日記

タイはよかとこっタイ!

<第14回>街中のバリアフリー

サワディーカップ(こんにちは)。

さて、1枚目の写真の青いところ・・・なんでしょうか?

見にくいですが、車いすマークです。

この写真を見て、何を考えられますでしょうか?

先日、コンケンの街中で、大きなデパートまで行く道すがら写真を撮ってきました。ここは街の中心で一番栄えている場所になります。車いすのマーク、スロープがありました!!しかし、その先には・・・大きな電灯がありました・・・。

車いすの方、ここを通れますか?

通れませんね・・・。

上の写真は、横断歩道です。

その先にも横断歩道が続くのですが、1つ目の横断歩道の先には中央分離帯のようなものが・・・ここを車いすの人は・・・渡れませんね。

上の写真はきっと歩道です・・・横はすぐに車道があります。障害がない人も通るのが難しく、危ないですね。

私がコンケンに来て1年になりますが、街中で車いすを使用した障害者が一人で出かけている場面を見たことは一度もありません。

障害者が少ないか?というと、そうではありません。古いデータですが、タイには、2007年の政府統計で障害者が187万人います。人口のおそよ「2.9%」とされています(実際はこれよりきっと多いとは思いますが、なんとなく)。

つまり、何が言いたいかというと、そのくらい障害者の社会参加は制限されています。コンケンという大きな地方都市の中心部ですら、障害者が街中を一人で外出するには非常に難しい環境なのです。車いすマークを付けたり、スロープを作っても、本当に使用できるバリアフリーでなければ意味はありませんね。

これを1人のボランティアではどうすることもできませんが、こうしてブログなどを通じて、多くの人の目にとまり、少しでもタイの障害者の生活がより良いものになればよいなぁと願っています。私がここでできることって何だろう?

今回は以上です。

最後まで読んでいただき、コーップクンカップ(ありがとうございました)!!

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