JICA海外協力隊の世界日記

タイはよかとこっタイ!

<第11回>日本語教室

サワディーカップ(こんにちは)。
今回は理学療法士としての活動以外のことについて、書きたいと思います。
任地に来て半年程度経ったころ、コンケン大学で教鞭をとっておられる、理学療法士の先生とお知り合いになりました(下の写真で一緒に日本語を教えている先生です)。日本の大学院を卒業された経験やJICAのボランティアと一緒に仕事をした経験がある先生で、日本語もとても堪能です。その先生に非常にお世話になっており、先生のおかげでコンケンでの人脈も広がりました。
施設外の活動として...
1、コンケン市内にある中高等学校で日本語を教える機会をいただきました。放課後のクラブ活動で日本語を選択している子どもたちです。
2、週末を利用して、障害児の入所施設に遊びに行かせてもらいました。ここには約200人の障害のある子どもたちが入所しており、先週末は子どもたちに遊んでもらって癒されて、今日は希望者を募って日本語教室を開催しました。
 

また最近では、私の配属施設においても、患者さんに向けて、毎朝の朝礼で日本語を教える機会をいただいています。
職業リハビリテーションの先生より依頼があり、引き受けているのですが、これをきっかけに患者さんや他部署のスタッフともより親交が深まればと思っています。まだまだ始めたばかりですが、1日1単語、今は簡単な挨拶を教えているところです。私に会うと患者さんが「おはようございます」「ありがとうございます」等の言葉を使ってくれることが増え、うれしく思っています。
タイの社会は日本に比べて、非常に縦割りの意識が強い印象です。同じ医療リハビリテーション部門に所属している理学療法士と作業療法士もお互いに何をしているのか見えない環境で仕事をしています。その為、職業リハビリテーション部門や心理リハビリテーション部門など他部署との関りはより一層希薄な状況です。
今の日本では当たり前のチーム医療ですが、そのような概念はないのかな?と感じることが多いですね。私が他部署との関わりを多く持ち、チームで患者さんの目標を達成していけたらいいなと思っています。
毎朝の日本語教室が少しでもそのきっかけになりますように。
今回は以上です。
最後まで読んでいただいて、コーップクンカップ(ありがとうございます)。

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