JICA海外協力隊の世界日記

Nzou! Zim毎月号

目の前の壁の先に続く道

Makadii (こんにちは)
第16投稿目。

先日、配属先にてとある業者が作業しにきており
とある宛先だけtelnetが出来ないと
私のカウンターパートに連絡がありました。
(telnetとは、遠隔操作やサーバーとの通信に使われる
通信コマンドです)

結論、Ciscoのネットワークスイッチでもなく
FW(firewall)のセキュリティのルールでひっかかっていました。
(FWとは、外から学内へのネットワークや
学内から外のネットワークへ通信する際の
セキュリティをチェックする機器)

まさかジンバブエにきて、
ネットワークのセキュリティで大事な
FWを操作することがあるとは思いませんでした。
しかし日本での経験から今回活かすことができ、
telnetを使用したサービスを利用する人の役に立てて何よりです。

今回の出来事は、
まさに2年間ガツガツやってきたからこその賜物だなと感じます。
赴任した当初は、
FWの管理ページのアクセス先すら誰も把握しておらず
ユーザーネーム、パスワードももちろん誰も知らず
外注ネットワーク企業が管理していました。
また、
この機器を導入した担当者しか知らない状態で
これを導入した時からかなりの年数の期間、放置されたままでした。

一度、過去に大きなネットワークトラブルが配属先で起きた際
このネットワークを導入した外注の企業担当者でないと
手をつけられなくなったことがあり
その時に、「今だ!」と思い
あれこれガツガツ聞いたことが功を奏しました。

管理アクセスurlやアカウント等、必要な情報を書いて
管理資料として一覧にまとめていた為
今回無事対応することが出来ました。
まさしく2年間築き上げたものが、今活きていると感じます。

今、目の前の課題が壁に見えていても
それを乗り越えた先に続く道を想像して
残りの任期も奮闘したいと思います。

Tichaonana (また次回に)

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