JICA海外協力隊の世界日記

とよた先生のナミビアDays

#35 最終回。

こんにちは。ナミビアのオマルル、ウバセン小学校にて活動していました豊田です。

帰国して半年が経とうとしています。今日は、活動先での最後のお別れ会のこと、帰国して今思うことなどを振り返りたいと思います。

〜お別れ会〜

帰国日が近付くと、いろいろな人たちがお別れ会を開いてくれました。部屋の片付けを手伝いに来てくれた同僚もいました。できるだけたくさんの人に会うようにして、お礼を伝えました。

街を出る前日に、配属先の小学校でもお別れ会を開いてもらいました。

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学校に着くと、子どもたちが手作りのナミビアと日本の国旗を持って出迎えてくれました。そういえば、2年前に初めて来た日も、7年生の子たちが手作りの旗を持って出迎えてくれたのを思い出し懐かしくなりました。(※ナミビア通信No.2

先生たちや子どもたちから歌やメッセージ、踊りなど、本当に素敵なプレゼントをたくさんいただきました。

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最後の時間を噛み締めましたし、今でも動画や写真を時々見返しては、ほっこりした気持ちになります。

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この日の夜は、同僚たちがご飯や飲み物を持って家へ来てくれました。最終日の朝は、隣人が朝ごはんを作ってわざわざ持ってきてくれたり、車で15分ほど走らせて友人がわざわざ会いにきてくれたりしました。

最後までたくさんの人に恵まれた2年間でした。

〜帰国して〜

現在は、元の勤務校に戻っています。ウバセン小学校とのオンライン授業も計画しています。今度は日本から、世界は広くて楽しい!ってことを子どもたちに伝えていきたいです。外国語を身につけることで、将来の選択肢の幅が広がることも知ってほしいと思います。

2年前、自分は特に語学が得意ではなく、上手くやっていけるのか心配だらけでした。新しい環境に飛び込むことに抵抗はなく、ホームシックになることは幸いありませんでしたが、英語を聞いて理解し、思ったことを伝えられるようになるまでは、とても時間がかかったように思います。

それでも私の伝えようとしていることを理解しようとしてくれたり、フォローしてくれたり、たくさん声をかけてくれたり、休みの日も誘っていただいたり、いろいろなことを教えてくれたり、、、たくさんの人に支えられました。

これまで協力隊員は、途上国の人たちを「支援する立場」だと思っていましたが、私自身もたくさんの人に支えてもらった2年間でした。

また帰りたい場所、また会いたい人たちがたくさんできました。

いつかナミビアに来て、お世話になった人たちや大きくなった子どもたちに会うことが将来の夢の一つになりました。(※オマルルでお世話になった大好きな人紹介はナミビア通信No.25に書きました。)

〜感謝の気持ち〜

ナミビアで出会ってくれた人、関わってくれた全ての人に感謝したいです。日本で帰りを待ってくれたり、応援してくれていたりした人たちがいたことも心の支えでした。

取り柄も何もない自分で、大きなことを成し遂げられたとは思っていませんが、今自分にできることを常に考えて一生懸命に活動できたと思います。たくさんのことを得て、自分自身成長できた2年間でした。コロナで延期になった時に諦めず、派遣できる日を待って良かったと心から思います。

この世界日記の執筆も、これが最後になります。振り返ると、ここには書ききれないくらいの出来事、経験、感情がありました。

拙い文章でしたが、少しでもナミビアの魅力や協力隊の生活などが伝わっていれば嬉しいです。

かけがえのない2年間で得たことを、今後は社会還元できるよう努めたいと思います。

これまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。Dangi!!

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