JICA海外協力隊の世界日記

とよた先生のナミビアDays

#34 最後の怒涛の1ヶ月。

こんにちは。今日は、協力隊生活最後の1ヶ月を振り返りたいと思います。

2年間で1番忙しかったんじゃないかと思うくらいでしたが、とても濃い1ヶ月となりました。

帰国日(2月24日)の約1ヶ月前に、ナミビアではようやく夏休みが終わり、新学期が始まりました。

子どもたちとしたいことも、先生たちや学校のためにしたいこともたくさんありました。

大きく3つに分けて、振り返りたいと思います。

①校長会、同僚への算数テスト成績のフィードバック&算数で大事なこと

市のサーキットオフィスにて、校長会があり、そこで話す機会をいただきました。

年度末に、算数のテストを2〜7年生に行っていたので、その結果をもう一人の隊員からフィードバックしました。

同じ教育事務所の管轄の街の学校で、同じテストを行ったため、いろいろな学校の成績を比較して、

どんな部分が弱いのか、どこがよく理解できているのかを伝えることができました。

その後、自分からは計算におけるスモールステップとして、足し算や引き算を行う前に身につけるべきことや、

日本とナミビアのカリキュラムの違いから見えてきた課題などを話させていただきました。

市内は4校なので、4名の先生に話すのだと思って当日向かうと、

市外からもたくさんの校長が来られており、とても驚きました。(オフィスの管轄内の学校全てだったようです)

かなり緊張しましたが、校長先生たちは思ったより熱心に聞いてくださり、

自分が大事だと思ったポイントを理解し、共感してくださり、本当に嬉しかったです。

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特にカリキュラムの件は、いち日本人が言って簡単に変えれるものではないので、、、。

ちなみに、カリキュラムの話は、日本では単元ごとに授業を行うことでしっかり身についてから次に進めるのですが、

ナミビアの低学年の場合は、単元ごとではなく、毎日やる内容が異なるため、

身についていない子も多い中、次に進んでしまうという課題がありました。

そこを実際に教えている先生たちも実感しているので、一部の先生は、

順番を入れ替えて、単元ごとに教えようとしてくれてる先生もいます。

これまでいろいろなワークショップで先生たちには話してきたことだったのですが、

学校のトップの校長先生に理解してもらえることは改めて大事だと思いました。

②大使訪問にて、ソーラン節披露

駐ナミビア共和国日本国大使が学校訪問に来てくださる機会学校訪問に来てくださる機会があったので、ソーラン節を披露しました。

過去に2回踊ったことがあったので、そこで参加した子たちに声をかけ、数回練習しました。

時間が経っても覚えてくれているのも嬉しかったですし、最後にハッピをきてみんなで踊れて楽しかったです。

踊りは忘れても、踊った思い出は覚えてくれているといいなと思います。

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③同僚教員へのワークショップ、資料整理

自分が帰国した後も、授業をしていく先生たちに、

今後使って欲しい教材のワークショップを行いました。

教材の棚を作ったり、資料を整理したりもしました。

④日本の学校とのオンライン授業

詳しくは、前回の記事#33 に書きました。

⑤教育大臣からの感謝状授与

最初の写真がその時のものです。

少しでも日本とナミビアの架け橋になれたかなと思うと、とても嬉しかったです。

次回は最後、配属先の学校でのお別れ会について書きたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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