2019/08/22 Thu
人 文化 活動
【#10】先住民を訪ねて⑥・ブリブリ族
コスタリカからこんにちは!
先住民・ブリブリ族続編、今日はブリブリ語について。
コスタリカの南東に暮らすブリブリ族。
ここではスペイン語に加えて、ブリブリ語という
この地区独自の言葉が話されています。
写真は、今回の出張中にご飯を作ってくれた地元の皆さん。
お料理をしながら、色んなブリブリ語を教えてくれました。
私が一番好きだなぁ、と感じたブリブリ語。
Mia mia(ミアミア)=ありがとう です。
意味はもちろん、響きもとてもやわらかく、
たくさん言いたい!と思った言葉でした。
写真の左手に写っているアルセリアさんが学校に通っている頃は、
学校でブリブリ語を話すことは禁止されていたそうです。
家ではブリブリ語を話し、学校ではスペイン語を習う。
友達同士でブリブリ語で話すときは、小さな声で先生にバレないように
話していたと仰っていました。
その結果、ブリブリ語を話す人が激減。
今では公用語としてのこの言語を守るために、この地区の学校ではブリブリ語を教える授業が
行われています。
下の写真はブリブリ語を教える先生。
文字はアルファベットを使っています。
聞く限りでは、発音が複雑で話すのはなかなか難しそうでした。
この学校に通う生徒の中には、ブリブリ語だけを話す子、
スペイン語だけを話す子、両方を話す子がいます。
下の写真は学校に通う生徒たち。
以前は、ブリブリ地区の中にもいくつか言語があったそうですが、
その多くが今は話されていないそうです。
子ども達がブリブリ語を話し、これからも残っていけばいいなぁと思いました。
私が行っている動画制作でも、文化を残していくための活動ができないかと
アイデアを練っています。
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。
では、また!
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