2020/01/23 Thu
人 文化
【#22】 先住民のイケメン 祭りを受け継ぐ
コスタリカからこんにちは!
前回に引き続き、先住民地区のお祭りのお話。
日中地区内を散策していたら、偶然にも踊り手の一人と出会いました。
上の写真のアレクシスさん、21歳。
お祭りで大切な役である牛の踊り手です。
牛の踊り手は、体格的にも大きく、
さらに体力もある選ばれし者だけが担える役割。
身長187センチの彼は、地元の長老たちの勧めで、
3年前から牛の踊り手になりました。
この地に生まれ育ったアレクシスさん。
小さい頃から毎年踊り手を担ういとこ達を見て、
早く大きくなって踊り手になりたいと強く思っていたそうです。
アレクシス
「牛の踊り手を任せてもらえることを、本当に誇り思っているよ」
私「牛の役は大変じゃないの?」
アレクシス
「体力もいるし、ケガの可能性もあるから、緊張感もすごくある。でも、踊りをしているときはアドレナリンが出て、痛みも感じないし、すごく誇りを感じられる。踊った翌日には、体中にアザができてるんだ。このアザは僕たちにとって、踊り手としての勲章なんだよ」
お祭りの話しをしてくれるアレクシスさんを
憧れのまなざしで見つめていたのは甥っ子のイアンくん・10歳。
今年のお祭りでも、自ら作ったお面をつけて、踊りに参加していました。
「僕もはやくお兄ちゃんみたいにたくさん踊れるようになりたい。
お兄ちゃんは僕の憧れなんだ!」とイアンくん。
この土地に代々暮らす人たちが守り続けてきた暮らしと環境。
その大切さを語り継ぐため、祭りを続けたいと話すアレクシスさん。
土地の伝統を守っていくという強い意志は本当にイケメンでした。
その姿を憧れの眼差しで見つめるイアンくん。
彼が立派な踊り手になる頃、またこのお祭りを見に来たい、
そう感じました。
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。
では、また!
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