JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ映像隊員の日々

【#22】 先住民のイケメン 祭りを受け継ぐ

コスタリカからこんにちは!

前回に引き続き、先住民地区のお祭りのお話。

日中地区内を散策していたら、偶然にも踊り手の一人と出会いました。

上の写真のアレクシスさん、21歳。

お祭りで大切な役である牛の踊り手です。

牛の踊り手は、体格的にも大きく、

さらに体力もある選ばれし者だけが担える役割。

身長187センチの彼は、地元の長老たちの勧めで、

3年前から牛の踊り手になりました。

この地に生まれ育ったアレクシスさん。

小さい頃から毎年踊り手を担ういとこ達を見て、

早く大きくなって踊り手になりたいと強く思っていたそうです。

アレクシス

「牛の踊り手を任せてもらえることを、本当に誇り思っているよ」

私「牛の役は大変じゃないの?」

アレクシス

「体力もいるし、ケガの可能性もあるから、緊張感もすごくある。でも、踊りをしているときはアドレナリンが出て、痛みも感じないし、すごく誇りを感じられる。踊った翌日には、体中にアザができてるんだ。このアザは僕たちにとって、踊り手としての勲章なんだよ」

お祭りの話しをしてくれるアレクシスさんを

憧れのまなざしで見つめていたのは甥っ子のイアンくん・10歳。

今年のお祭りでも、自ら作ったお面をつけて、踊りに参加していました。

「僕もはやくお兄ちゃんみたいにたくさん踊れるようになりたい。

お兄ちゃんは僕の憧れなんだ!」とイアンくん。

この土地に代々暮らす人たちが守り続けてきた暮らしと環境。

その大切さを語り継ぐため、祭りを続けたいと話すアレクシスさん。

土地の伝統を守っていくという強い意志は本当にイケメンでした。

その姿を憧れの眼差しで見つめるイアンくん。

彼が立派な踊り手になる頃、またこのお祭りを見に来たい、

そう感じました。

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。

では、また!

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