2020/02/28 Fri
文化 生活
【#25】"悪魔"の祭りでステキな出会い -お面職人編-
コスタリカからこんにちは!
前回に引き続き、先住民地区のお祭りに行ったお話。
今回は、"悪魔"のお祭りで出会ったステキな人たちを紹介します。
上の写真は、"悪魔"歴10年のお兄さん。
体に色を塗って装飾するというので、お願いしてお手伝いさせてもらいました。
おへそを塗らせてもらった後で、二人とも大笑い。
実はこのお兄さん、お面づくりの職人でもあるんです。
自分のお面はもちろん手作り。
尊敬しているというおじいさんの顔を掘って、自分で色を付けていました。
特産の織物で作った衣装をまとい、最終的にはこんな仕上がりに。
黄色が映えて、いろんな悪魔たちの中でもよく目立っていました。
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実は、彼のお父さんもお面づくり職人。
木材にお面の下絵を描き、ノミでどんどん削っていきます。
デザインやどこをどう削るのかはどうやって考えているのかを聞いたところ、
「全部頭の中に入っているから、すべて経験と感覚だよ」とのこと。
どんどん完成していく様子は、まさに職人技。
工房を構え、毎年お祭りに向けての注文を受けたり、お土産用にお面を作っています。
地区内にはお面の工房やお店があり、
ご先祖様をモチーフにしたお面や地域で見られる動植物のお面などデザインもさまざま。
彫刻から色付けまですべて手作業なので、同じものは一つとしてなく
いつまでも飽きずに眺めていられます。
今回はここまで。
次回も引き続き、"悪魔"の祭りで出会った人を紹介します。
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。
では、また!
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