JICA海外協力隊の世界日記

パラオの歩く食べログ

#1 Alii(アリー)

Alii(アリー)

Aliiは、パラオ語の挨拶です。Helloとしてよく使われています。電話に出るとき、誰かいるか確認するときによく聞く気がします。

自己紹介

初めまして!2022年1次隊、パラオ派遣、栄養士、圓 知愛子です。

昨年の7月末にパラオにきてから、ちょうど9ヶ月経ちました。栄養士として、これから主にパラオのについて配信していきたいと思います。みなさんにパラオについて理解を深めていただけたら嬉しいです。

活動内容

配属先は、教育省総務局フードサービスプログラムというところで、パラオの公立学校の学校給食(朝食と昼食の2食)をサポートしています。給食費は徴収しておらず、無償で提供されています。

パラオでは偏った食生活や運動不足など、不健康な生活習慣を起因とする疾病が大きな問題となっています。肥満率は世界第3位という統計もあり、国をあげてNCD(非感染症)対策強化を重要視している現状です。

日本のように栄養士や調理師という資格を養成する学校がなく、私で4代目のJOCV派遣にあたります。今から約8年前に野菜を使った給食がスタートしました。日本の給食とは違って、まだまだ歴史が浅く、伸び代しかありません。そしてさらに、2021年11月より朝食提供が始まりました。

私の活動内容は、主に献立原案作成、全校の調理室の衛生立入検査、調理員との日々のコミュニケーションや定期的に研修会の開催、学校給食のテイスティング記録、パラオの子どもたちへの食に関する指導など、毎日やることが盛りだくさんでやりがいがあります。

日本でも「栄養士さんたちっていつも何をしているの?」というように同じく、パラオでも見えないところで生活の柱となる食を支える縁の下の力持ちとして活動しています。

公立学校は、全校で18校。中心部に小学校3校と高校1校、北部のバベルダオブ島には小学校8校、離島に3校とさらに離れた南西諸島に3校といった内訳です。私の配属先はその離島を含めた全公立学校の学校給食の発注・配達も担当しています。

生徒数は全校で合計約2200名。つまり、パラオの学校給食は国民の約10%に相当する児童生徒1日2食を支えている重要な役割を果たしています。

学校給食がただの空腹を満たす食事ではなく、パラオの未来ある子どもたちにとって生きた教材となるように、毎日の重要な教科の1つとして、この国に根付いていくような支援を日々試行錯誤して活動に取り組んでいます。

パラオ(Palau)ってどんな国?

パラオは日本のちょうど南に位置する、人口約1万8000人の小さな国です。日本の屋久島とほぼ同じ広さです。友達の友達は友達のように、とても狭い人間関係や血縁関係をよく目の当たりにします。

親日国で、昔から日本との関わりは深く、日本語由来のパラオ語も少なくはありません。日本人も現在250名ほどパラオに住んでいます。

パラオは日本にとって戦争の歴史的な場所でもあります。第二次世界大戦中、日本はパラオを重要な軍事基地として使用していました。そのため、島には日本軍の遺跡や戦争に関する博物館があり、最近は観光客の数が増えてきたように感じます。

現在のパラオは平和的な観光国家として発展を遂げており、豊かな自然と美しい景色が魅力の国です。パラオの海は透明度が高く、珊瑚礁や色とりどりの魚たちが生息しており、ダイビングスノーケリングに最適な場所として知られています。

ボートで海へ出ると、独特な形状を持つロックアイランドや、青い海に浮かぶジェリーフィッシュレイクなど、見どころもたくさんあります。さらに、その美しい環境保全のため、一部の日焼け止めや化粧品の使用が禁止されています。

小さな国ですが、パラオには伝統的な人々の暮らしや文化、そして豊かな自然が存在し、訪れる人たちに多くの魅力を与えてくれます。

2022年9月14日、昼食、パラオ高校にて

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