JICA海外協力隊の世界日記

パラオの歩く食べログ

#20 Japanese nutritionist

Alii

今回の記事で、私の食べログは最後になります。

2年間の活動の締めくくりとして、隊員活動について触れた記事を書かせてもらおうと思います。

タイトルの“Japanese nutritionist”は、私がパラオで見られていたアイデンティティーです。

でも実は、日本の栄養士としての力を発揮したことは、ほんの一瞬だったかもれません。

今は、“パラオの栄養士”という方が自分にしっくりくるような気がします。

これまで私のブログでは学校隊員のインタビューで給食の様子やパラオの食に特化したものでした。

前回までの記事で登場した皆さん全員が、私の活動において関わっていた人々です。

もちろん、教育省関係者以外にも他の配属先である隊員さんらや日本から来パされてきた方とも関わってきました。

そして、私は幸運にも、パラオに派遣されている栄養士らと協力して、4冊の小冊子を完成することができました。

日本人の同職同士で力を合わせることで相乗効果が生まれ、さらに私の場合は台湾人栄養士とも力を合わせ、相乗効果以上のものが出来上がったと思います。

それでも、やはり協力隊として、現地の人と力を合わせることが最優先で、それが持続可能な支援につながり、とても価値のあることになっていくことを学びました。

今思えば、いくら屋久島くらいの小さい島国とはいえ、教育省という大きな組織に配属され、大きな影響を与えられる仕事をしていたんだなと思います。

自分たちが今やっている活動が、10年後や50年後には絶対に結果として残っていくからということをよく聞かされていました。

初めはそんなことなんてと、あまり信じてませんでしたが、今ではなんだかわかるような気がします。

植えたタネが遠い未来に芽がでるくらいで十分だなと、この2年を通して学びました。

私たちはその芽が出るための栄養分という存在で間違っていないような気がします。栄養があっても、なくても発芽することもありますが、あった方が発芽する可能性は高いですよね。

技術移転の立場で来たものの、人生においての教訓を学ぶことがたくさんあったように思います。

初めての海外生活、初めての海外での仕事、初めてのことばかりで耐えられないと感じることもたくさんありました。

耐えられないことは耐えられないとわかって、本当に良かったと思います。やってみないとわかりませんから。

私の人生のモットーは、やるかやらないかならやってみる!でした。

今しかできないことをこれからも挑戦し続ける人生を送りたいと思います。

これまでブログを読んでくださり、応援してくださった皆様、ありがとうございました。

最後に、食べログらしく、日本に帰ると絶対に恋しくなるパラオでしか食べられない食べ物を紹介しておきます!

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バナナ & ココナッツ

カヤンゲル産はまた一段と美味しい気がします・・・


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ココナッツドリンク

こうやって開けてくれた優しい人々を思い出します・・・


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タロイモ(紫色)

長時間茹でた後、剥きたてが一番美味しい・・・

タロイモパウダーお土産に持って帰ります。


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上から タピオカ、紫芋、タロイモ(黄色)

市場には出回っていない美味しいほくほく・・・


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マンゴー

キッチン下の棚にしばらく置いておくと甘くなると教えてもらった・・・


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アボガド

マンゴー同様、シーズンがあって一時期しか食べられなかったな・・・


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ドラゴンフルーツ & グアバ

最近やっと市場に出回ってきている気がする・・・


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タマ

朝ごはんにいつもくれた・・・バナナタマが美味しかったな・・・


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コロッケ

かき揚げのような・・・これも朝ごはんによくくれたな・・・


以上、パラオの歩く食べログでした!

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