JICA海外協力隊の世界日記

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9.日本大使杯柔道大会①

Bom dia!!

2019年7月7日に首都マプトにて日本大使杯柔道大会が開催されました。

-日本大使杯柔道大会

本大会は在モザンビーク日本国大使館による文化資金協力のもと、在モザンビーク日本国大使館とモザンビーク柔道連盟によって開催されました。当日は、6歳から25歳の男女、約200名が参加し、会場は熱気に包まれました。本国の柔道人口は、モザンビーク柔道連盟の報告によると約1000名とされているので、参加にあたり、日程、金銭、交通状況等の各種問題を踏まえれば、本当に多くの柔道家が本大会に参加してくれたなと感じています。ちなみに会場は首都、中心部にあるフットサルコートに畳を敷き、規定よりも小さい試合場を3つ作成し、行われました。

-審判

当日、私は約50試合ほど審判を行いました。勝つために必死に戦う選手たちを公平にジャッジできるよう、気を引き締め、大きな混乱・怪我もなく、無事に終えることができました。より多くの試合を審判することで、競技者としてのみならず、指導者としての知識・技術も身に付けられるため、私にとっても経験を積む、貴重な機会となっています。自分のジャッジひとつで選手たちの未来が変わってしまうかもしれないと思うと、正直とても怖い部分もありますが、今後も同僚たちと国際審判規定を熟読し、公平な審判を行えるよう努めていきたいです。

-演武

本大会は試合を前半・後半に分け、その間に柔道、剣道、弓道、合気道、空手道の演武を行いました。柔道はモザンビーク柔道連盟会長が技の披露をしてくださいました。剣道、弓道は同じモザンビークで協力隊員として活動している仲間が現地の方々と一緒に演武をしてくださいました。合気道は、なんと在モザンビーク日本国大使館の大使が!現地の方と演武してくださいました。空手道に関しては、現地の方々が形や組み手を披露してくださいました。日本人でも、すべての武道を目にする機会は少ないのではないのでしょうか。

現地の方々から特に大きな声があがったのは、弓道でした。矢を射る瞬間の張り詰めた空気とその静寂をやぶる、矢の「パーン」という音は、現地の方々にも新鮮だったようです。

日本から遠く離れたモザンビークで武道の演武ができたことをとても嬉しく、そして誇りに思います。これをきっかけに少しでも武道に関心を持ってくれる人が増えていってくれたら嬉しいです。

ここまで大会の概要や審判についてお話させてもらいましたが、実は私、今大会、選手として試合に出場したのです。そしてもちろん孤児院の教え子たちも出場しました。ぜひ、次の記事では自分の試合や監督としての気づきについて、お話しできればと思います!

それでは! Tchau tchau!!

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