2019/02/26 Tue
文化 生活
3.よく食べて、よく働く
ご無沙汰しております。
いよいよ約2か月間にわたる長期休みも終わり、活動が本格化してきました。
練習をすると、どうしてもおなかが減ってしまいますが、モザンビーク料理はどれもおいしいため、食生活に不便は一切ありません。今回は、そんなモザンビークでいただける屋台料理や、食文化について少しお話したいと思います。
―屋台料理
写真は私がよく食べているランチです。これで120MT(240円)!
量が多く、炭水化物、たんぱく質に加え、比率は少ないですが野菜も取れるので、よくお昼に食べています。鶏肉は、すりつぶしたニンニクと塩、レモン果汁を絡ませ、炭でまるまる一匹焼いた後、このようにお皿に取り分けてくれます。ご飯は、コンソメと一緒に炊いているので少し色がついており、サラダは、塩、オリーブオイル、酢のドレッシングで頂きます。
本当に大好物です。ぜひモザンビークへ足を運ばれた際には、挑戦してみてください。
―箸
この国では、ナイフとフォークが主流です。
初めのころはずいぶんと苦戦しましたが、気づけば自分がナイフとフォークのみで食事をしていることに違和感を感じない程、慣れてきました。ただ、自炊をするときは別です。何かを炒めるにしても、ひっくり返すにしても、取り除くにしても、箸が1番やりやすい!
日本の親友に餞別として頂いた箸を酷使しています。2年間、もちますように。
―食事時間
柔道を指導しているとき、注意しなければならないことがあります。それは「軽食の時間」です。日本では朝、昼、晩の1日3食がほとんどですが、それがモザンビークでは1日5食になります。時間帯は次の通りです。
朝食 5:30~6:30頃
軽食 9:00~10:00頃
昼食 12:30~13:30頃
軽食 16:00~17:00頃
夕食 20:00~21:00頃
初めは驚きましたが、今では軽食の時間を視野に入れながら柔道の指導をすることに慣れてきました。特に子供たちは、軽食の時間を知らせるベルがなると、嬉しくて急に集中力を切らせてしまうので、要注意です。
食生活で日本と大きく異なる点は、朝食に口にするものはシリアルや小さなパンのみであるということです。モザンビーク人に日本では、朝食にご飯を食べると言うと、目を丸くして驚きます。
そんな軽食の時間。指導している孤児院の子供たちは支給されたものを私に少しずつ分け与えてくれます。初めは、みんなにもっと食べてほしくて、お腹がすいていないとか、それよりもみんながもっと食べなさい、なんて言っていましたが、悲しい顔をするので今では「ありがとう」と受け取るようにしています。
この国ではよく食べるということは、よく働くとイコールであるとホームステイ先のお母さんが教えてくれました。
よく食べて、よく寝て、よく働いて、よく笑って、毎日を過ごせている今をとても嬉しく思います。
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