JICA海外協力隊の世界日記

えがお Diary

活動記録(任期4分の3をおえて)

新年を迎え、私の協力隊としての活動も残すところ6ヶ月となりました。これまでの活動を振り返りたいと思います。
今まで通り、15歳以下のハンドボールチームの指導に加えて、11月から小学校での活動を開始しました。
内容は体育の授業での「応急処置」と「ラジオ体操」の指導です。
私がハンドボールの活動でも実践している「環境整備」に繋がることを教育現場でも伝えたいという要望を快諾してくれた現地の先生のおかげで活動を広げることができました。

応急処置の授業では、石やゴミが散らばったグラウンドで起こりうる擦り傷や捻挫などの外傷に対する応急手当の方法と、炎天下での運動から引き起こされる熱中症の対策方法などを、紙芝居にして子どもたちに伝えました。
また、現地の道具を用いて応急処置の実践をし、自分たちでも簡単にできるということを実感してもらえたように思います。
「ドクター!」と言いながら、友だちの手当てをしている姿がとても可愛らしかったです。

次のステップは、「怪我を未然に防ぐ」ことに的を絞って、運動前のウォーミングアップに「ラジオ体操」を取り入れることです。
これはある日、体育の授業の準備体操を任された時に、何気無くラジオ体操の曲をかけてやって見せたとことろ、子どもたちだけでなく先生にウケがよく、「ぜひ教えて欲しい!」という要望を受けたことから始めました。
小学6年生を対象に、「チームラジオ体操」を結成し、授業時間以外に練習をおこなっています。
現地語での指導はなかなか苦労しますが、音楽に合わせて体操をすることが、子どもたちにとっては新鮮で、「1、2、3、4」と声をかけながら練習を繰り返すごとに、どんどん覚えて上達していく姿に日々感動しています。
毎日の生活が、本当に当たり前のように感じられ、居心地はどんどん良くなるばかりですが、それと同時に終わりの時間も見え始めたいま、誰に、何を、どんな風に、伝え、残していけるか、という事が今後の課題です。
これまで関わったたくさんの人に、感謝の思いを伝え、楽しさを共有する6ヶ月にしていきたいと思っています。

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