JICA海外協力隊の世界日記

えがお Diary

女性のお祭り

こんにちは。
今日はエチオピアで最近開催されたお祭りの紹介をします!
エチオピアでは(特に北部)8月の中旬から下旬にかけて「アシェンダ」という女性のお祭りがあります。これは、聖母・マリアがエチオピアにやって来たことをお祝いするもので、ティグライ州のアビアディという町で生まれたそうです(諸説あります)。
州都のメケレや発祥の地であるアビアディでは8月16日に、任地のアクスムでは8月30日にそれぞれ毎年開催され、その模様がTVでも生放送されるほど、とても大きなお祭りとなっています。
ちなみにアクスムでは「アシェンダ」ではなく「アイノワリ」と呼ばれていますが、お祭りの趣旨は同じだそうです。
このお祭りの1週間前には、小さな女の子グループが太鼓を持って、街の人を囲んで歌を歌ったり踊ったりしてお小遣いをもらう様子がちらほら。
私も何度か女の子たちに囲まれ、歌を披露してもらいました。(その後きちんとお小遣いもあげました。笑)
アシェンダの時には、エチオピア北部で伝統的なショルバ ※編み込み とウェーブのかかった髪型をします。
また服装も「ハベシャリブス」※エチオピアの洋服 を着て、お化粧もかなり気合を入れてメークアップをします。(笑)
町のどこを見渡しても、同じ髪型に同じメーク、同じ服装をしている女性だらけで、普段から美人が多いエチオピアの女性がより一層、綺麗な姿になって、町はとても賑やかな雰囲気でした。

私も、このアシェンダに向けて髪型も服装も、全てエチオピアの文化に染めてもらい、思い切って参加しました。
お友達やホストファミリーにお披露目しにいったり、写真を撮ったりして、エチオピアに溶け込めた気分で嬉しかったです。
町の一番大きな木の周りに集まって、特設ステージでは歌を歌ったり、ダンスをしたり、夜までとにかくお祭り騒ぎでした。
普段は家事や子育てであまり外に出ないお母さん世代の女性も、アシェンダだけはかなり気合を入れて参加していて、やはり踊りも歌もノリノリでした。
私の印象では、エチオピアの女性は大人しく、かなり恥ずかしがり屋なイメージを持っていたので、女性の楽しそうな姿を見られて新鮮に感じました。

このお祭りが終わると、次はエチオピア暦の新年(9月11日)に向けて街はさらに賑やかになり、盛り上がります。
まだ9月なので、日本の暦の感覚では新年を迎える実感はあまりないのですが、エチオピアの年末ムードを存分に楽しみたいと思います!
新年の様子もここでご紹介ますので、お楽しみに!
マルカム アシェンダ!※Happy Ashenda!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ