JICA海外協力隊の世界日記

シルクロードからこんにちは!

ペンジャケントの見どころ

ウズベキスタンの世界遺産都市サマルカンドから50km離れたところにタジキスタンの世界遺産、ペンジャケントがあります。シルクロード交易で栄えたソグド人の街です。ペンジャケントの中心地から車で15分ほどの場所にサラズム遺跡はあります。この遺跡は地元の農夫が銅剣を見つけたことをきっかけに発掘されました。発掘の結果、約5500年前に作られた中央アジアで最も古い原始都市であることが確認され、2010年タジキスタン初の世界遺産に登録されています。遺跡正門(写真1)

旧ソ連時代の1978年から1981年にかけて発掘された神殿と思われる遺跡は、小さな小部屋に区分けされています。遺跡には、保護のため屋根が設置されています。(写真2)

サラズム遺跡内にある博物館(入場料:外国人30ソモニ、タジク人無料)には、多くの出土品が展示されています。胎児の姿勢で葬られた王妃(写真3)遺跡の近くを流れるザラフシャン川は「黄金のしぶき」との意味です。古くから砂金が採れることで知られています。そのためサラズムは金製品で栄えた街のではないかと考えられています。現在でも中国資本で採掘されている金鉱山がありペンジャケント郊外には金の精錬工場があります。

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