2025/01/20 Mon
生活
中国の電気自動車


- 首都ドゥシャンベ市内を走るタクシーには、電気自動車が多く目立ちます。
1つは日本でも販売が開始されているBYD(写真1)です。もう1つはAION(写真2)でいずれも中国製です。中央アジアでは、2024年6月に隣国ウズベキスタンでBYDの自動車を生産する工場が運用を開始しました。2024年7月に中国の習主席が来タジキスタンした際、タジキスタンで将来的にBYDの工場を作る話があったようですが、まだ時期等は決まっていないようです。現在中国の電気自動車車両は、中国本国に接するタジクとの国境から、何十台かのグループを組み陸送されています。電気自動車なので、電気の充電が必要となるためパミール高原ハイウエーには、充電ステーションが設置されています。BYDは、4車種程が輸入され価格帯は、250万円から400万円ほどします。日本のように電気自動車購入にかかる政府の補助金等はないようです。


BYDのウズベキスタン工場では2車種を生産しており、年産能力は5万台と見込まれています。
ドゥシャンベ市内を走る100台のタクシーの車種を調査したところベスト3は以下の通りでした。
- BYDの電気自動車55台
- AIONの電気自動車35台
- 韓国ヒユンダイのガソリン車7台
- その他の車種3台


筆者もドゥシャンベ市内の移動手段として、タクシーを利用することがありますが、電気自動車なので室内は静かで乗り心地も悪くありません。何より、日本車のカーナビにあたるところに大きなタブレット端末のようなディスプレイが設置(写真3)されていて、カーナビ、音楽ディバイス、WIFIにつながりPCのような役割を果たしています。市内のタクシーは、電話で呼ぶことができます。所属しているグループごとに呼び出し電話番号があり、1111、3333、3030等々わかり易い番号がタクシーのドアに書かれています。一つ日本のタクシーと異なるのは、料金体系です。日本は、電話でタクシーを呼び出すと、呼び出し料金が加算されますが、タジキスタンのタクシーでは呼び出した時に追加の料金はかかりません。また、走行距離をスマホのアプリで計算していて、日本のように渋滞した際の時間の追加料金もありません。よって車が混雑していてもタクシーの携帯料金メーターはUPしません。
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