JICA海外協力隊の世界日記

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#31 メヘバ難民定住地を訪問

↑ メヘバ難民定住地の入り口

メヘバ難民居住区はザンビア北西部州にあり、ザンビア国内最大の難民居住区の一つです。

1971年に開所され、アンゴラ、ルワンダ、コンゴ民主共和国などからの難民を受け入れています。

↑ 赤印がメヘバ難民居住区

首都のルサカからメヘバ難民居住区までの距離は約650㎞、車で片道約11時間かかります。

ドライバーを雇い、隊員5人で訪問しました。

整備したばかりの車が道中でエンストを起こすトラブルもありましたが、無事にたどり着くことが出来ました。

↑ メヘバ難民居住区入り口の看板。日本国旗がみられる。

キャンプcampではなく定住地settlementという言葉からも分かるように、ここは難民にとっての一時的な住処ではありません。

人々はテントではなくレンガ造りの家に住み、学校や教会もあります。

ここには難民のほかに元難民、ザンビア人も暮らしています。

元難民とは、母国での紛争が終結して難民資格が無くなった後もザンビアに留まっている人をさします。

今回、メヘバで難民支援をしている日本のNGO職員の方のお話を聞くことが出来ました。

その方によると、今後この居住区は、元難民、ザンビアで生まれた難民の子や孫、ザンビア人が共生し、地域になじんでいくことを目指している、とのことでした。

難民について長期的な視点で考えたことがなかったので、難民居住区や元難民という状況があることを知り大変驚きました。

また難民やその子孫が母国に帰ることだけが難民問題の解決方法ではないことも知りました。

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