JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ・ノスノス日記

JICA現地安全対策研修

モロッコでは、2月にJICA現地安全対策研修が行われました。

東京のJICA本部から講師を招き、「一般犯罪」「交通安全」「誘拐・テロ」について、講義と実技が行われました。

モロッコは、JICAボランティアが派遣されている国の中では、比較的安全な国だと感じています。

1回目に活動していた、中米グアテマラでは、強盗は日常茶飯事でしたし、毎日違う殺人事件が新聞に載っていました。

モロッコでは、身近な犯罪は主にスリな気がします。

もちろん、それ以外の犯罪もあります。

モロッコでの生活にも慣れてきて、日本と同じ感覚になりそうでしたが、今回の現地安全対策研修で気を引き締めることができました。

講義だけでなく、映像や実演などを見ることで、実感がわいてきます。

私は、幸いなことに1度も犯罪にあったことはありません。

実際「ひったくり」や「強盗」にあった時に、財布やカバンを無抵抗で差し出すことができるのか自信がありません。

派遣前訓練中の講義や、年1回ある安全対策連絡協議会で、何度も「無抵抗」と繰り返すことで、いざという時に、自分の命だけは守れるかもしれません。

今回の現地安全対策研修では、今まで受けた講義の中でも、特に実践的で、とても興味深かったです。

テロに巻き込まれた時の対応など、実技が多かったのも特徴的でした。

JICAモロッコ事務所内にあるキッチンを、レストランに仮定した、犯罪シュミレーションも行いました。

わかったことは、何かが起こった時に、隠れることしかできず、逃げることができないということです。

そして、「テロ」に巻き込まれたら、どうしようもないということです。

そのために、世界的な祝日には行動に気をつけるなど、個人として未然に防ぐ努力は、これからもしていきたいと思います。

「テロ」は、世界中どこでも可能性があります。

モロッコでは、時々、テロ組織の逮捕がニュースになります。

未然に防いでいることに、安心と人々の努力を感じています。

日本に帰国するまで、そしてその先も、安全に生活できるように心がけていきたいと思いました。

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