JICA海外協力隊の世界日記

マラウイ湖の魚は大洋の夢を見るか

初めまして。マラウイってどこにあるでしょう?

初めまして。
2015年の1月よりマラウイの首都リロングウェに理学療法士として派遣されている矢倉厚子(やぐらあつこ)です。

マラウイ...どこにあるの?そもそもそんな国あったの?と日本人の95%は思うであろう国。

実は青年海外協力隊の歴代派遣数が最も多い国ですが、協力隊員ですら要請を受け取った時にどこやねん、と世界地図を開く(最近はグーグル先生に聞く)ことがほとんどです。

さぁ地図を見てみましょう。アフリカ大陸の南東部、タンザニアやザンビア、モザンビークに囲まれた内陸国がマラウイです。

一般的日本人の例に漏れず、一年前までは名前も場所も知らなかった私がマラウイに来て5ヶ月。

日本が恋しくなり、Facebookで友達が投稿する桜やお寺、居酒屋の写真を見て悶えた日もありました。
バスが出発するまで数時間待たされる、首都ですら停電と断水が週1回はある、買ったものがすぐ壊れる、1時から始まるはずのミーティングはだいたい2時半頃に開始される、などの環境や文化の違いに戸惑ったこともありました。

それでも目が合うと人懐っこい笑顔で挨拶をしてくれる超フレンドリーなマラウイ人、そして色彩鮮やかでだだっ広いマラウイの風景が徐々に好きになってきました。全てに遅延が生じるマラウイアンタイムもしょうがないかと思えてきました。

さて、バックパッカーのバイブル、地球の歩き方にさえ載っていない国マラウイですが、 緑の丘陵が続く広大な景色、まるで海のような大きく美しいマラウイ湖、色とりどりの花や鳥と草原に映えるバオバブの木、原始を感じる遺産など魅力がいっぱいです。この世界日記では、協力隊の活動内容に加え、マラウイという国の文化や生活、旅、歴史などについても掘り下げていきたいと思っています。

またマラウイは2014年、世界189カ国の所得水準、経済発展度を示す人口1人当たりのGDP調査で世界最貧国とされた国です。そのため各国政府やNGOが競って援助合戦を繰り広げています。観光に来ている外国人より開発援助で滞在している外国人の数が多い国です。そのような国際協力の現場のレポートや、住んで見て初めて分かる世界最貧国というイメージを覆すようなマラウイをたくさんお伝えしていきたいです。

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