JICA海外協力隊の世界日記

セネガルにアミナタ置いてきた

カラフルなハギレ布を使って

セネガルの小学校教育隊員、アミナタです!

小学校1・2年生のクラスでハギレ布を活用した図工の授業を行いました。

仕立て屋さんのハギレ

セネガルでは、オーダーメイドで服を仕立てることが多いです。布を選んで購入し、それを仕立て屋さんのところへ持っていきます。とても素敵な文化で、私自身もこれまでたくさんの服を仕立ててもらい、セネガルのおしゃれを楽しんでいます。

服ができるまでの工程を見て驚いたのが、布の裁断後に切れ端がたくさん出てしまうということです。どんなものづくりでもこういった部分は出てしまうと思いますが、いざ目の当たりにすると手が届くところで宝物が捨てられているように思え、もどかしく感じました。これを活用して何かしたいという思いはありながら、なかなか行動に移せていませんでしたが、図工の授業を希望してくれている学校で今回使ってみることを決めました。

友だちと協力する姿

計画した授業は、持参した牛乳パックなどをハギレで装飾するという内容です。準備段階で、心配なことが色々とありました。

ボンドであちらこちらベトベトにならないか、ハギレの取り合いが起きないか、事前に伝えておいた持ち物が揃うのか…

結果、担任の先生方の協力もあり、心配していた時間は何だったのだろうと思ってしまうくらいとてもスムーズな活動ができました!

1グループ5~6人で活動しました。ハギレを譲り合う、順番にボンドを使用するなど、協力する姿が見られました。

ひそかに期待すること

今回子どもたちに気付いてほしかったのが「服を仕立てた余りのハギレを活用できる場面がある」ということです。SNSを見ていると、アフリカンプリントの布を余すところなく小物やアクセサリー作りに活用されている作家さんが世界には多くいらっしゃいますが、私の任地では服を仕立てた際の余りは活用されていないように思います。カラフルでかわいい布たち、最後まで使い切ってみようかな、と思いつく現地の人がいつか現れたらいいなとひそかに期待しています。

子どもたちの作品。レース生地や薄い布も上手に活用していました。

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