JICA海外協力隊の世界日記

セネガルにアミナタ置いてきた

村へ

セネガルの小学校教育隊員、アミナタです!

任地ケベメールから約10㎞程に位置する、とある村をご紹介します。

ンゲルンゲル村

この村の名を初めて知ったのは4月のある月曜日のこと。

任地ケベメールでは毎週月曜日に移動市が開催されます。そこで野菜を販売していたのがンゲルンゲル村からやってきているアンタさんでした。毎週通ううちに仲良くなり、また共通の知人がいることも分かり、イスラム教のお祝いであるタバスキの直後にンゲルンゲル村へおじゃましました。

珍しい外国人

ケベメールは大きな国道に面していることもあり、セネガルに観光に来ている外国人がレストランやガソリンスタンドのコンビニに立ち寄っているのを時々見かけます。でもンゲルンゲル村はコンクリートで舗装されている道から1㎞程砂の道を進んだところに位置しています。なんと、その名前はインターネットの地図にもまだ登録されていません。外国人が来るなんてことはなかなかなく、子どもたちは私の姿を見るなり嬉しそうに駆け寄ってきて、すぐに大勢の子どもに囲まれました!

この写真の場所、実は招待してくれたアンタさんのベッドルーム。そんなのはお構いなしに次々と子どもたちが入ってきました(笑)

食事を準備しながら

この日はタバスキのお祝い最終日ということで、村の女性たちが村人全員分の食事を用意していました。

食事を用意しながら、近くにあるものでリズムを奏でてみんな踊る踊る!私も得意技?のスースという踊りを披露しました。

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セネガルの特に若い人に今人気のこのダンス。盛り上がりました!

食事のあとも、ダンスタイムが続きます。子どもも大人も、みんなサバールと呼ばれるセネガルの踊りが大好き!

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写真中央がアンタさん。セネガルらしいかっこいい踊りをされていました。

村を訪れて、考えたこと

今まで、任地で見るセネガルが私の中でセネガルの「基準」になっていました。

食事、着るもの、家の様子、学校、病院 etc...

しかし、当たり前ですがセネガルの中でも様々な場所があります。

今回訪れたンゲルンゲル村には、いわゆる公立の小学校がなく、あるのはアラビア語やコーランを中心に学ぶ学校のみということでした。

また診療所のような施設はあるものの、医療関係者がやって来るのは月1回ほどとのこと。

任地へ戻りこの話を現地の友人にすると、驚いていました。

国際協力の分野で活動する人々に知ってもらいたいのはもちろんですが、現地の人々にこうして見てきたことを話すのもちょっとした自分にできることなのかな、なんて考えました。

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