JICA海外協力隊の世界日記

べとなむにゃっき

#8 活動の一部紹介(摂食嚥下障害について)

Chào các bạn

ご無沙汰しています。世界日記を読んでくださりありがとうございます。

気付けば一時帰国から間もなく3ヵ月を迎えようとしています。少しずつ私たちJOCVの今後の方向が見えてきて、でもまだまだわからないことも多い現状ですが、出来ることを日々過ごすようにしています。(という内容を6月に書いていたのですが、バタバタして中途半端だったので8月に修正を加えています。)

派遣中、同僚の業務を見ながら悩んでいたことは、ベトナムの医療事情により患者さんに十分な訓練が出来ない事でした。

ベトナムでは入院後1週間~10日で退院されることが多く、リハビリも評価に時間をかけるとそれだけで終わります。そして、入院中も自宅退院後も家族や親族が中心になってお世話をする文化です。そのため、家族指導が非常に大事になってくると感じました。

そこで、せめて評価を短時間で行い、ある程度の問題点を抽出し、可能であれば訓練を実施、難しければ家族や本人に指導できないかと考えました。

ベトナムでは、評価や訓練に必要な用具・食品などすべて家族が用意をします。

なので、まずはこちらが必要と思うものを準備してもらうために案内文を作成しました。(画像はあえてのぼんやりです。)

目的を書いて、チェックリストにして渡すようにしました。

時々間違って購入される方もいましたが、概ね準備可能で、円滑に評価や訓練に進めることが可能でした。

また、嚥下障害の方に対しパンフレットを作成(画像の使用許可済)したり、高次脳機能障害の方に対する訓練課題なども作っていました。

日本では徐々に嚥下障害に対する理解が深まっていて、ドラッグストアに行くとトロミ剤や嚥下障害用の食事などが気軽に手に入るようになっています。

ベトナムはまだまだ認知度が低く、嚥下障害の方に寝ている姿勢の状態でペットボトルから直接飲水したり、普通食を提供することも多いです。

日本よりも速いスピードで高齢化が進むと言われているベトナム。少しでも自分の関わりが一助になればと思っています。

こんな感じで、また次回

Hẹn gặp lại nha!

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