2015/08/14 Fri
人 文化 活動
夏休み4-日本祭り(番外編)
武漢から、日本祭りが開催された内モンゴル自治区の通遼市までは、日本列島縦断ぐらいあると以前の記事で紹介しましたが、今回の往路は、7日の夜に武漢を出発して、8日に北京で乗り換えをし、9日の朝に通遼市に到着するというスケジュールの、列車の旅でした。学生達は、夜はテンションマックスで騒いでいましたが、朝は写真からも分かるように弱いようです。典型的な若者達です。。。
9日は、電車の乗り継ぎに半日以上あったので、すこしだけ北京を観光することができました。
北京の中心部にある、前門、天安門、故宮を中心に観光しました。中国大陸はとても大きいので、気軽に北京まで旅行できる人は少ないと思います。学生達も、今回のチャンスを逃したら、次はいつ北京に来るチャンスがあるか分からない状態だったので、タイミングよく観光ができて本当に良かったです。
11日の午前に日本祭りが閉幕した後、午後から有志のメンバーで通遼市付近の草原に行くことができました(写真は隊員2人と先輩隊員の配属先の学生さん達との一枚です)。写真からも分かるように、内モンゴルの空は青く、空気もとてもきれいです。夜は、星もきれいに見えます。私の配属先の武漢の学生達が、白い雲、青い空を、感動した様子で何枚も写真を撮っていたのが印象に残りました。
今回の日本祭り、祭り内の活動はもちろん、その他の活動においても、私達日本人と中国人の学生達に言葉では表せないぐらいの色々な意義のある機会を与えてくれました。また、学校周辺の商店や定食屋でも、私が首からネームプレートをぶら下げてフラフラしていると、従業員の人に「あなた達は、あの学校の日本祭りに来たのか?」と聞かれ、彼らは色々と日本についての質問もしてくれました。今回の活動は、参加した人たち以外の、こんなところにも影響を及ぼしているんだと驚いた瞬間でした。本当に、測りきれないほどのプラスの影響力があったのではないかと思います。
日本祭りからの帰りの電車の中で、学生の1人が、10日の夜の集いで内モンゴルの人が歌ってくれた歌と、協力隊メンバーが歌っていた歌を口ずさんでいるのが聞こえてきました。そして、武漢に無事到着した時に学生達がした「ホッとした表情」と一緒にした「名残惜しそうな表情」が印象に残りました。普段の授業で面白くない時には、本当につまらなさそうにする、ある意味でかなり正直な彼らが、移動から活動まで、全日程で楽しそうにしているのを見ることができ、引率した私も心から今回の活動を楽しむことができました。
今回の日本祭りの、企画、準備、運営を全面的に行ってくださった先輩隊員、第三中学の先生方、関係者の方、そして、配属先の学生達の参加に関して、全力でサポートしてくださったJICA事務所の職員の方に心から感謝いたします。
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