JICA海外協力隊の世界日記

ペルーで考え中

心の余裕【ペルー編】

ヨルダン派遣の金子隊員の日記「心の余裕」を拝見し、

ちょうど最近同じような話をしたところだったので

勝手ながら「ペルー編」と題し、私の感じている事を書きたいと思いました。(失礼します!)

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着任当時、ペルーは「アミーゴ・アミーガの世界」だと聞きました。

実際半年近くここで過ごして、

・他人には冷たいけど、一度仲良くなると身内には融通を効かせてくれる

・人との距離感が近く、あれこれ気遣いをしてくれる

という印象があります。


ペルーは貧富の差が大きく 生活苦から盗みをする人も多いので信用する人を間違えると損失が大きい。

だから気心しれた身内同士=アミーゴ・アミーガの絆が強いのかな?と、思っています。

(あくまで私見なので、同じペルー隊員でも人それぞれ感じることは違うと思います。)


身の回りでは、特に配属先の同僚達がとても優しく、派遣前に恐れていたような

スペイン語の不出来を笑われる(馬鹿にされる)とか、何か嫌味を言われるとか、

そういった類のことは無く、いつも手助けしてもらっています。


ある時、そのことに対して「あなたの配属先の人は生活に余裕があるからね」と言われたことがあり、

「え!(お金と優しさは関係あるの。。?)」と少し疑問に思ったものの、

色んな国で様々な経験をしている方の一言なので違うとも思えず……

(あと少しショックだった。なぜか分からないけど。)


この時に「経済的な余裕と心の余裕」の関係を意識したのでした。


確かに、配属先は通商観光省なので、同僚達は所得も高いでしょうし生活も安定していると思います。



でも、果たしてその通りなのか?

私は活動中に工芸品の職人たちとコミュニケーションをとることもあるのですが、

彼らも私の下手なスペイン語に耳を傾け、話を聞き、理解を示してくれます。

工芸品のことを聞くと何でも親切に説明してくれるし教えてくれます。


中にはインフラが整っていない、貧しい地域で暮らす職人もいます。

でも、彼らも同様に私に親切に接してくれるし、家に遊びにおいでと、招待してくれます。


「お金に余裕があるから心にも余裕もできる」


都市部と地方でも違うだろうし、

ペルー人同士では、また違う印象があるのかもしれない。

きっと ある意味正しく、でも、それだけでは無いと思いたい



帰国までの1年半の間に、また違う感想を持つのだろうか??


以上、全然まとまっていませんが、勝手にペルー編でした。

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