JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ通信〜Heartful♡SidiKacem〜

モロッコ通信第1号

ムッシャルフィン!(はじめまして!)

2023年1次隊として活動している山内美帆です。

世界日記の新規執筆者となりました。私なりの目線で、モロッコの暮らしを発信していけたらと思います!

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2022年の10月下旬、今からおよそ1年前に合格の知らせを受けました。

派遣国はモロッコ。「モロッコって・・どこ?」と慌ててGoogleMapで検索し、日本からあまりにも遠く離れた地に突き刺さった赤いピンを信じられない気持ちで見ていたことを覚えています。

未知の国だったモロッコに来て約3ヶ月。まだまだわからないことだらけですが、周りの方々の優しさに助けられながら日々暮らしています。

首都・ラバトでの研修期間、協力隊を知るたくさんの方に「任地はどこ?」と聞かれました。

「シディカセムです!」と答えると、「何もないところだよ」「あそこは田舎だ」とネガティブな反応が返ってきがちでしたが、唯一「ハートフルなところよ」と教えてくれた方がいました。「ハートフル・・?」と思ってあとで意味を調べたら、「心あたたまる」「優しさが溢れている」という和製英語でした。なんてすてきな言葉!!!

実際に来てみて、シディカセムのハートフルさを全身で感じています。

観光地や海外企業がないため、外国人(しかも見慣れないアジア人)が歩いていることがとても珍しいのと、お世話好きな国民性というのもあって、

と に か く よく話しかけられます。

例えば買い物。

「やあ!よく来てくれたね、元気?ここに来るの久しぶりじゃない?他の店で買い物してるでしょ!」から始まり、「今日は何を買いに来たの?これが安くなってておすすめ!この前買った〇〇はどうだった?他にも何か探してる?」と溺れそうなくらい言葉を浴びます。

買い物に限らず、顔見知りは目が合えば「やあ!調子どう?元気?いい1日を!」というコミュニケーションが生まれます。

任地で1人で暮らしている心細さも相まって、このやりとりにほっこりします。

そしてこの短いやりとりで、ぱっと笑顔になれるのも好きなポイントです。

人と人のつながりを濃く感じられるのが、ハートフルの原点かもしれません。

シディカセムに来て、現地の方とふれあったり、面白い出来事が次々と発生する日々の中で、この日々を記録したい、あわよくば共有したい!という感情がむくむくと湧き上がってきました。

ハートフルなシディカセムの魅力をたっぷりとお届けしたい!という想いを込めて、「モロッコ通信~HeartfulSidiKacem~」というタイトルをつけました。

どうぞよろしくお願いします♩

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