JICA海外協力隊の世界日記

コロンビアからの手紙

Villa de Leyvaの観光

 

土日の休みを利用して、Villa de Leyva(ビジャ・デ・レイバ)という街に行ってきました。

コロンビアの首都ボゴタから北東へバスで3時間ほど行ったところにあります。ビジャ・デ・レイバは1600年頃のスペイン植民地時代からの街並みを残しており、コロンビア国内や海外から多くの観光客が訪れます。

1954年にコロンビアの国定遺産として保存することが決められ、街の道路の大部分は石畳で出来ており、建物は白壁の石造りで統一されています。中心部にあるマヨール広場(上記の写真)も全て石畳となっており、景観はとても綺麗です。

年間の平均気温は18℃ほどであり、別荘地としても有名のようです。街はとてものんびりとしており、何か特別なスポットがある訳ではないですが多くの観光客がゆっくりと休暇を過ごすために訪れます。

 

 

まずは化石博物館に行きました。

ビジャ・デ・レイバは標高2200mほどに位置していますが、その昔は海でした。状態の良い化石の発掘が出来るということで、アメリカから多くの研究者がやってくるそうです。

街から車で15分ほど走った所にあるこの化石博物館には多くの化石が展示されており、目玉はクロノサウルスという古代のクジラのような恐竜の化石(上記写真)です。体長約12メートルのそのほぼ全身が発掘され、その発掘に際し、クロノサウルスの化石の上に博物館を建てたということです。

 

 

また、この地はワイン作りに適した気候ということでいくつかのワイナリーもあります。

私が行ったワイナリーでは、ガイドがブドウ畑や製造施設の案内をしてくれ、ワインの試飲もできました。小規模ではありましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー、シャルドネの3種類のブドウを育てています。

南米ではアルゼンチンとチリが世界有数のワインの産地となっていますが、コロンビアではあまり作られていません。ビジャ・デ・レイバを中心にいつの日かコロンビアワインが有名になることを願い、応援する気持ちで(もちろんおいしかったので)1本買って帰りました。

ビジャ・デ・レイバには美しい街並みとのんびり過ごせるスポットがあり、ゆっくり休暇を過ごすには最適な場所です。雪は降りませんが、コロンビアの軽井沢といった所でしょうか。

日本で販売さえる南米ツアーにコロンビアが組み込まれることは稀なので、コロンビアの観光地を知る人は少ないと思います。しかし多くの魅力的な観光地を抱えていますので、少しでも知っていただけるよう今後も紹介していきたいと思います。

 

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ