JICA海外協力隊の世界日記

コロンビアからの手紙

コロンビアの食事情

今回はコロンビアの食事情について書きたいと思います。

コロンビアの主食は米、パン、アレパです。米は日本のようにもっちりした感じではなく、パサパサしていてチャーハンにしたら美味しそうな食感で、塩味をつけて焚くのが一般的です。アレパはとうもろこしの粉を使ったパンです。日本ではあまり見かけませんが、南米では一般的な食べ物で朝食や間食によく食べられます。バターをつけてたり、チーズやスクランブルエッグなどの卵料理をトッピングとして食べられることが多いです。また、とうもろこしの粉を生地につかい、中に様々な具を入れて揚げる、もしくは焼くエンパナーダという食べ物も好んで食べられます。国や地域によって生地や中に入れる具は様々ですが、コロンビアの首都ボゴタでは牛肉、鳥肉、卵、チーズ、じゃがいもが入っているものが多いです。個人的には鶏肉とチーズが入った「エンパナーダ」がオススメです。1個100円以下で食べられます。

また、果物がとても安いです。安いので良く食べられており、フルーツジュースも至る所で売られていて家庭でもよく飲まれています。太平洋とカリブ海に面しておりアンデス山脈を有するコロンビアは、赤道に近いため日本のような四季はないものの、地域により様々な気候があります。その為、様々な果物が育つのだと思います。グラナディージャ、ルロ、グアジャバ、グアナバナ、マラクジャなど日本では見ることも聞くこともない果物が多く存在します。

コロンビアでは朝食はほどほど、昼食をたくさん食べて、夜食はあまり食べない人が多いです。日本のようにチェーン店はあまりなく、街中には小さなレストランがたくさんあります。

一般的なランチタイムのレストランでは、1食240円〜400円ほどで、最初にスープ、その後ワンプレートで料理が提供されるお店が多いです。プレートにはご飯とプラタノ(甘さ控えめの料理用バナナ)などが乗っていて、メインを牛肉、鶏肉など3種類くらいから選び、副菜を野菜やポテトなど3種類くらいから選ぶパターンが多いです。

昼食をたくさん食べるコロンビア人。決して少食ではない私でも残すことがあるくらいのボリュームです。しかし、個人的には味付けが日本人に合っているように感じますし、とても美味しいです。

最後に、私が最もオススメするコロンビアの伝統料理「アヒアコ」です。味や食感の違う3種類のじゃがいもをベースに、アボガド、鶏肉、とうもろこし、ケッパー、人参・ネギなどの野菜を入れた濃厚なスープです。家庭で日常的に食べられるものではなく、祝日や誕生日など少し特別な日に食べられる料理のようです。

コロンビア料理と聞いて何も思いつかない人が多いと思いますが、日本人にも馴染みのある食材を使った料理が多く、果物がとても豊富で美味しいコロンビア。他にも、モツ煮込みのような「モンドンゴ」、肉料理の「バンデハ・パイサ」、鳥の骨つき肉を煮込んだ「サンコチョ」など沢山あります。

今回はコロンビアの食事状について書きました。少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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