2024/10/01 Tue
文化
ウガンダで上手に生活するコツ
こんにちは!
ウガンダで生活を始めて1年半が経ちました。今まで日本とは違った環境や文化にたくさん出会ってきました。
その中で学んだ私なりの「ウガンダで少し上手に生活をするコツ」をお届けさせてください!
①自分のために明るい返事をする。
道を歩いていると、必ず「ムズング!!」(肌の色が違う人のこと)「チャイナ!!」「シンチョンシャン!」(中国語を話しているフリ)などの言葉をかけられます。ウガンダに限らず他の国でもこのように言われることがあるのではないでしょうか。
今でも完全に慣れたわけではないし、気分が沈んでいる時だと気になってしまうこともありますが、だいぶ受け入れるようになったのではないかと思います。それらの言葉があまり気にならなくなったのは、明るく返事をすることを意識するようになってからです。
「ムズング」とはスワヒリ語で「白人」という意味。私はスワヒリ語も中国語もわからないので、「その言葉の意味わかりません!私日本人ですので!(^ ^)」という気持ちで歩くとそれらの言葉を気にせず手を振りかえせるようになり、うまくかわすことができるようになりました。
もう一つは、そもそもそのような形でも話しかけてくれることがありがたいことだと思い始めてからです。
もし私が異国の地で歩いていて、視線は感じても声はかけられなかったり、静かに物珍しそうな視線を送られながら生活したりするのは、みんなが自分をどのように思っているのかわからないし、さらに独りぼっちになったように感じ、怖く・寂しい気持ちになると思います。話しかけてくれる人がいるから返事ができ、交流が増え、コミュニティがつくられていくのだと思います。
そして、話しかけてくる人たちをただ無視するのではなく、顔を見て挨拶をすると、その人も一人の人間であり、興味があって話しかけてきていることがわかります。あまりこちらにとっては良い気分になる言葉ではないかもしれませんが、それに対して面白く、楽しく、明るい返事をすることができればお互い気分の良い1日が過ごせると思います。それを心がけて生活ができればこっちのもんです!
②値下げを目的としない。
街中で買い物をするときに、価格を若干上乗せして提示してくることがあります(もちろんそうでない人もたくさんいます!)。ですがこれはウガンダ人同士でもあることで、値段交渉をしている人たちをよく見かけます。
ですがそれを「私たちが外国人だから値上げされたんだ」と思い、1000シル(40円)、2000シル(80円)の値下げをしているうちにムキになり、いつの間にか値下げをさせることが目的となってしまっていたり、さらには適正価格から値引きをしている場面も見かけることもあります。
時期や場所によって値段が変わることもあるので、まず適正価格を知ることが必要にはなりますが、ウガンダの人と私たちの1000シル(40円)の価値の差も考慮し、無理な交渉は避け、少額の出費には目を瞑ることが楽しく生活できるコツだと思います。
③車が向かってくる方向に対して歩く
これは太い道に限りますが、車が向かってくる方向(赤の矢印の方向)に対して歩いています。
これは、ボダボダと呼ばれるバイクタクシーに何度も何度も勧誘を受けることを回避すること、変な動きをしている車があったら目に入るため事故などのリスクを下げることができること、背後から来るバイクに乗っている人からひったくりに合う確率を減らすことを目的としています!
④電圧に気をつける
日本の電圧は100Vです。ですがウガンダの電圧は240Vなので海外で電化製品を使う際の電圧の確認を忘れてはいけません。
例えばApple製品は全世界対応なので変圧器などは不要とされています。
ですが、ウガンダでMacBookを充電しながら本体に触れるとビリビリしたり、iPhoneの充電ケーブル先端が肌に触れるとびっくりするほどチクッとすることがあります。これはウガンダだけではなく他の国でもこのような現象が起こるという話を聞いたことがあります。
さらに停電後の電圧は特に不安定で扇風機が高速で回ったり、冷蔵庫につけている電圧ガードプロテクターも作動をしたりします。
このような不安定な電圧やたまに流れる高電圧の積み重ねで、バッテリーの老朽化が進むことがあるそうです。
なので私はパソコン、スマートフォンに関しては、モバイルチャージャーから充電をする。純正の充電器を使う。変圧器を使用する。充電しながらの作業はなるべく避ける、寝ている間の充電は避ける。ことを心がけています。
ウガンダの電子機器は日本のよりも価格が高く、データの移行やカスタマーサービスとのやりとりは日本にいる時のようにスムーズにいかないことがあります。なので面倒を起こさないために日頃から気にかけることが大切だと思います!
⑤ ウガンダ人は必ずしも時間にルーズではない
ウガンダにくる前、アフリカの人は時間にルーズなんだろうな。というイメージを持っていました。
もちろん時間通りに進まないことも多く、結婚式でも2時間遅れで始まった上に一人一人のスピーチが長い。小学生の修学旅行の帰宅時間が23時ごろ。農家の人と研修を行った時3時間遅れでやってくる(まだやっているかどうかなど確認もせず一か八かで家から歩いてきた!)など時間管理について驚くことも多いですが、
時間が遅れて始まっても雰囲気が悪くならない。早く帰りたいと言っているのにも関わらずそんな様子を見せずのんびりしている、基本的に待つことに慣れているなど、時間通りに進まないということを前提にみんな生活をしているように見えます。
なので今私が思うに時間に「ルーズ」という言葉よりも「寛容」という言葉がしっくりきているのではないかと思うようになりました。
そのように考え始めてからあまり時間に対してとやかく思うことは少なくなり、イライラすることも減ったように感じます。
ですが、、「ここはウガンダだからいいでしょ!」と自分も時間に遅れてもいいことにはなりません!時間に寛容な人たちが多い中、時間をきちんと守る人たちもいます。そんな人たちが損をしないよう、時間厳守の行動!頑張ります笑
⑥ 現地の言葉で挨拶をする
最近、旅行者が訪問先国の言語を話さないことに対して少し厳しい意見を聞くことが増えました。
日本に来た外国の人が日本語を使おうとしないこと。先進国の日本人が英語を話さないことなど、、、旅行に来た程度で誰もその国の言語が話せるようにはならないとみんなが分かっているのに、どうしてこのような意見が出てくるのでしょうか。
それはお互いに寄り添う姿勢や気持ちが見られないからだと思います。
農家の人と話す時は言葉が通じない中でも自分を受け入れてもらう必要があります。その時に現地語で挨拶をすると会話が弾んだり、買い物をする時にも初めはムスッとしていたお店の人も、現地の言葉で挨拶をしたらたちまち同じ人とは思えないくらいの笑顔を見せてくれ、買い物もスムーズにすることができます。
現地の人と距離を縮めるのには現地語での挨拶は必須です。そして色々な言葉を教えてもらう過程でだんだんと仲が良くなっていくのが感じられると思います。
他の国に行く際は現地の言葉を一つでも身につけてから旅行をすると、少し楽しいものになるのではないかと思います。
これらは私がウガンダで生活をしてきて学んだことの一部です。
海外で生活をしている人たちは必ず、無意識に上手に生活をするコツを身につけているかと思います。そんな人たちからも色々な話を是非聞いてみたいです!
長くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました!
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