JICA海外協力隊の世界日記

はなこのタイ、これ!

びっくりしたり、不安になったり

タイに暮らして1年半が経ち、残りの任期は半年です。残り半年を充実した時間にできるように、少しずつ任期をふりかえってみようと思います。今日はびっくりしたこと・不安になったことをランキング形式で書いてみます。

第5位 コンセント爆発

その晩は特に暑くて寝苦しく、扇風機をベッドに近づけようと起き上がりました。寝ぼけまなこで延長コードをもった途端、パーンという爆発音とともに暗闇に火花が散り、扇風機のコードが焼き切れました。もし顔を近づけていたら、とか、もしこれが不在時で火事になったらと考えると恐ろしくなりました。

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第4位 covid感染

喉の痛みと高熱が3日間続き、その後1週間は微熱と倦怠感が続きました。外国生活での不調は不安でさびしかったものの、隔離中は近所のお母さんやお父さんが毎日野菜スープやカレー、水などをもって励ましにきてくれました。さらに別の県の同期も宅配アプリでうどんとポカリを差入してくれました。1年半ぶりのうどんは胃と心に沁みわたりました。

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第3位 洪水

町に台風が直撃したその晩は近所の人と学校に避難して過ごしました。その後も雨は激しく降り続き、市内中心を流れる川が氾濫、隣町と結ぶ三つの橋が水没し、軍用トラックが救助活動を行ったり町中のお寺に避難用テントが立ったりしました。私の家は川から離れていたものの、下水道が機能せず1か月間トイレとシャワーがつかえませんでした。

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第2位 珍客

私の家の前には小さな雑木林があり、暑季は蛍、乾季はミミズクの声を楽しむことができます。しかし、林からの珍客も多い。アマガエル、サソリ、蛇、大量の虫。

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亀(すっぽん)が入ってきたときは驚きました。

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これはだれかの家の鍋から逃げ出してきたものだろうというのがご近所さんの見解でした。亀が家に入るなんて珍しいから幸運の象徴だ!と言われてちょっと嬉しくなりましたが、部屋に残る生臭さには閉口しました。

第1位 野犬に咬まれる

放課後、近所のお寺の薬草サウナに行くのが楽しみで、その日も1時間ほど薬草茶を飲んだり顔のパックをしたりしながら滞在しました。夕方の風の中、愛用の自転車に乗りさわやかな気分でお寺の中を走り抜けて帰ろうとすると、咆哮とともに5,6匹の犬が追いかけてきました。恐ろしくて、叫びながら漕ぎましたが、先頭の大きな黒い犬に追いつかれ、左足のひざの裏を噛まれました。犬と私の叫び声に駆けつけてきてくれた若いお坊さんが犬を追い払い、水場に連れていってくれました。次第にくっきりと赤くなってきた歯形をせっけんで必死に洗ったことを覚えています。

一つ一つはショックな体験でしたが、いつも人に助けられてきたなぁと思い返しています。でも安全第一ですね。

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