JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ塁球部.com

アフリカ予選前合宿@Jwaneng

少し遡って…アフリカ予選前に9日間の合宿を首都ハボローネから約120kmのJwanengで行いました。
Jwanengにはダイヤモンド鉱山がありDebswanaという会社が所有していて、まさにタイヤモンドの街!どんな街なんだろうと期待して行きましたが、中心部にショップが何件か集まっているボツワナでよくみる光景でした笑

合宿中はDebswana社で働いている人たちも泊まっているビレッジに泊まり、1日3食付き。部屋はJICAの二本松研修所の個室に、トイレとシャワーが付いている感じで少し懐かしく感じました。

練習はまさかの3部練で日の出前の5:00-6:00ランニングと筋トレ、8:00-12:00と16:00-19:00グラウンド練習という感じで練習時間を見ると凄くハードそうですが、練習内容はほぼゲーム形式で運動量としては少し物足りなさを感じるメニューでした。

そして合宿は出発日からアフリカ感満載!

その1
まず合宿当日の出発30分前に合宿に行くことを知る!(流石に無理!と伝える)
待ってると言われ、準備して出発時間の2時間遅れ到着!でも選手は揃っていない、ご飯買いに行ってる選手もいるで、全く出発する気配なし!結局、当初出発予定の6時間遅れで出発!

その2
集合場所に5分のところに泊まっていても時間は守らない!集合場所はビレッジの駐車場!(合宿中にボツワナ人が時間を守るという場面を2回経験、約8ヶ月ボツワナにいて初めてのこと)
ちなみに週末の通常練習は9時開始で9時に来る選手は一人か二人。コーチは誰も来ない。9時半頃に8割が集まり10時前に練習開始。

その3
全てがノープラン!練習内容はその場で何をするか決める...その結果ほぼゲーム形式。必要な練習もっとあるのになーと思ったり。
急に始めたミーティングの終了時間は24時過ぎ!(開始は20時)
天気予報は見ない、OFF日の翌日雨でOFFが二日間になる。雨上がりで晴れているのに練習なし。(コーチに練習をしようと提案し練習開始)

この合宿でチームに感じたことは、「今」と「自分」が良ければ良い!という考え方が強いのかなということ。だから幸福感が高い!自己肯定が強いし先のことはほぼ考えない。他人は他人、自分は自分!そして規律がない!個人競技なら良いかもしれないけれど、チーム競技ということを考えると、どうなんだろうと葛藤することも多くありました。後にこのNo disciplineが大問題に!(この話は長くなるので別日記でいつか)

ただ合宿中にチーム内での良い変化もあり、自主的にやる選手が出てきたのが何より嬉しかったし収穫でした。毎日「自分に何が必要か考えて行動して欲しい」と伝えてきたのは無駄じゃなかったのかなと思えました。結局やらされている練習では中々成長しないし、自主的にやるから色々発見があり成長すると思うので、こういう選手が増えて、かつ継続してやって欲しいなと思うし、周りにも良い影響を与えて欲しいなと凄く感じました。

アフリカ予選も突破し、今後も代表活動は続くのでNo disciplineと周りから言われないようなチーム作りをしっかり行っていきたいと思います。規律や感謝の気持ちがベースにないと技術も上手くならない。これは世界共通と信じて活動して行きます!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ